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総合学力クラスには、小学456年生の、中学受験はしないが学力のある子たちが勉強している as/5107.html
森川林 2024/06/22 06:46 

ブラックベリー



 今は、小学生のよくできる子は、中学受験をするのが一般的です。

 しかし、中にはそうでない子もいます。

 学力は十分にあり、勉強もよくできるが、特に中学受験をしないので、時間的に余裕のある子供たちです。

 そういう子供たちはみんな、読書をしっかりしています。
 だから、話すことも上手だし、話すときの語彙も豊富です。
 学力の上では、十分に実力があるのです。

 ところが、同じ学校の友達の多くが中学受験をするのに、自分は受験をしないとなると、ふとおいていかれたような気になることがあります。
 小中学生は、まだ自分に対する自信がないので、不安になることがあるのです。

 実は、そんなことは全然ありません。
 中学受験をした子も、受験をせずにのんびり過ごしていた子も、本当の勉強が始まるのは高校生になってからです。
 高校生になってからの勉強次第で、小学生、中学生のころの勉強はすぐに逆転してしまうのです。

 だから、大事なことは、高校生になってからの勉強を進めるための本当の学力をつけておくことです。

 本当の学力のひとつが読書、もうひとつが作文です。
 ただし、算数数学や英語は、積み重ねの必要がある勉強なので、いったん苦手意識を持つと、そのまま本当の苦手になってしまうことがあります。

 だから、小学456年生は、一応、算数数学と英語だけは、コンスタントに勉強しておく必要があります。

 そのために作ったのが、総合学力クラスです。
 週1回の授業で、国語、算数、英語、発表の勉強を順番にします。

 それらの教科の中で、もっと力を入れたい教科があれば、それぞれ国語読解クラス、算数数学クラス、英語クラス、創造発表クラスに追加で参加すればいいのです。

 総合学力クラスと同じような趣旨で作っている小学123年生用のクラスは基礎学力クラスです。
 中学生用には、全科学力クラスがあります。

 総合学力クラスの子供たちも、基礎学力クラスの子供たちも、みんな例外なく優秀です。
 そして、中学受験の塾の勉強に追われていないので、読書についても、趣味についても、取り組む時間が十分にあります。
 小学生時代には、こういう自由な時間の蓄積が大事なのです。


 特に、今後、大学入試は、知識中心の一般入試よりも、総合選抜型の入試が主流になります。
 社会でも、総合選抜型の人材を求めるようになっています。

 入社試験の入口では、まだ学歴が基準になっているところがほとんどですが、いったん仕事を始めたら、学歴と実力は全く関係がないということは、多くの人が感じていることたと思います。
 本当に求められているのは、総合選抜型の実力なのです。


 ところで、話は少し変わりますが、保護者の方は、子供が暇そうにしていることに不安を感じることが多いようです。
 塾に行かないので時間はあるが、果たしてそれでいいのだろうかという不安です。

 そこで、スポーツや音楽やダンスに取り組ませることもあります。
 それらは、身体を使うので、子供にとって楽しいことなので、それはそれでいいのです。

 しかし、その一方、今のスポーツ、音楽、ダンスなどは、競争と勝敗というところに向かいます。
 楽しむための趣味ではなく、勝つための趣味になるのです。


 私は、子供は、暇そうにしているのが最も自然だと思います。
 その暇そうな時間の中で、次第に自分らしい個性を育てていくのです。

ブラックベリー



 今は、小学生のよくできる子は、中学受験をするのが一般的です。

 しかし、中にはそうでない子もいます。

 学力は十分にあり、勉強もよくできるが、特に中学受験をしないので、時間的に余裕のある子供たちです。

 そういう子供たちはみんな、読書をしっかりしています。
 だから、話すことも上手だし、話すときの語彙も豊富です。
 学力の上では、十分に実力があるのです。

 ところが、同じ学校の友達の多くが中学受験をするのに、自分は受験をしないとなると、ふとおいていかれたような気になることがあります。
 小中学生は、まだ自分に対する自信がないので、不安になることがあるのです。

 実は、そんなことは全然ありません。
 中学受験をした子も、受験をせずにのんびり過ごしていた子も、本当の勉強が始まるのは高校生になってからです。
 高校生になってからの勉強次第で、小学生、中学生のころの勉強はすぐに逆転してしまうのです。

 だから、大事なことは、高校生になってからの勉強を進めるための本当の学力をつけておくことです。

 本当の学力のひとつが読書、もうひとつが作文です。
 ただし、算数数学や英語は、積み重ねの必要がある勉強なので、いったん苦手意識を持つと、そのまま本当の苦手になってしまうことがあります。

 だから、小学456年生は、一応、算数数学と英語だけは、コンスタントに勉強しておく必要があります。

 そのために作ったのが、総合学力クラスです。
 週1回の授業で、国語、算数、英語、発表の勉強を順番にします。

 それらの教科の中で、もっと力を入れたい教科があれば、それぞれ国語読解クラス、算数数学クラス、英語クラス、創造発表クラスに追加で参加すればいいのです。

 総合学力クラスと同じような趣旨で作っている小学123年生用のクラスは基礎学力クラスです。
 中学生用には、全科学力クラスがあります。

 総合学力クラスの子供たちも、基礎学力クラスの子供たちも、みんな例外なく優秀です。
 そして、中学受験の塾の勉強に追われていないので、読書についても、趣味についても、取り組む時間が十分にあります。
 小学生時代には、こういう自由な時間の蓄積が大事なのです。


 特に、今後、大学入試は、知識中心の一般入試よりも、総合選抜型の入試が主流になります。
 社会でも、総合選抜型の人材を求めるようになっています。

 入社試験の入口では、まだ学歴が基準になっているところがほとんどですが、いったん仕事を始めたら、学歴と実力は全く関係がないということは、多くの人が感じていることたと思います。
 本当に求められているのは、総合選抜型の実力なのです。


 ところで、話は少し変わりますが、保護者の方は、子供が暇そうにしていることに不安を感じることが多いようです。
 塾に行かないので時間はあるが、果たしてそれでいいのだろうかという不安です。

 そこで、スポーツや音楽やダンスに取り組ませることもあります。
 それらは、身体を使うので、子供にとって楽しいことなので、それはそれでいいのです。

 しかし、その一方、今のスポーツ、音楽、ダンスなどは、競争と勝敗というところに向かいます。
 楽しむための趣味ではなく、勝つための趣味になるのです。


 私は、子供は、暇そうにしているのが最も自然だと思います。
 その暇そうな時間の中で、次第に自分らしい個性を育てていくのです。


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コメント欄

森川林 2024年6月22日 6時51分  
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。
年がら年中がんばっているような生活はしないのがいいのです。
その暇な時間をどうするかというと、まずは読書。読書を通して、自分の趣味も見つかります。
次は、作文、創造発表、プログラミングかなあ。

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