ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5109番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/10/6
活字をしっかり読む力をつけること――読書は長い文章の本を読み切ることが大事。 as/5109.html
森川林 2024/06/26 05:20 

ヒメヒオウギズイセン

 子供たちの読書記録を見ていて、少し気になるのは、「5分後にどうなった」のような短編が集まった本を好む子が多いことです。

 もちろん、短編でもいいのです。
 芥川龍之介の短編集は、読んだあとも印象に残ります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4061471619/

 ただ、そういう短編の文章だけ読んでいるのでは、ものたりないと思うのが普通です。

 椎名誠さんは、活字中毒で、小さい活字でびっしり書いてある文章を見るとうれしくなったそうです。

 私も、昔読んでいた新聞で、1面だけでなく2面も、場合によっては3面も活字だけが書いてある記事を見ると、「わあ、得した」と思ったものでした。

 しかし、今はそういう人はまずいません。
 短い文章でわかりやすく書かれていたり、途中で挿絵が入ったりしていないと、読む気が起きない人が多いのです。


 本は、もともとの原典を1冊読み切ることが大事です。
 「○分間で読める○○」のような本をいくら読んでも、身につくのは雑学的な知識だけです。

 難しい本であっても、1冊を最後まで読み切ると、その本で自分が何を得たかがわかります。
 それは、その本がわかるということよりも、そこから自分が何を得たかということがわかるということです。

 そういう自分なりにわかったことが、その人の蓄積になります。
 それは、雑学の知識の蓄積とは違うものです。

 だから、中学生や高校生の人は、いい本を読む時間を作ってください。
 そして、大学生になったら、原典をしっかり読んでください。
 そういう本を読めるのは、20代で、たぶん20代の前半までです。


 読書が大事だということを言う人はあまりいません。
 お父さんも、お母さんも、学校の先生も、成績がどうしたということしか、たぶん言いません。

 しかし、あとに残るのは、今やっている勉強ではありません。
 残るのは、自分の読んだ本と、自分のした体験だけです。

 だから、あえて、読書が大事だということを書きました。

ヒメヒオウギズイセン

 子供たちの読書記録を見ていて、少し気になるのは、「5分後にどうなった」のような短編が集まった本を好む子が多いことです。

 もちろん、短編でもいいのです。
 芥川龍之介の短編集は、読んだあとも印象に残ります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4061471619/

 ただ、そういう短編の文章だけ読んでいるのでは、ものたりないと思うのが普通です。

 椎名誠さんは、活字中毒で、小さい活字でびっしり書いてある文章を見るとうれしくなったそうです。

 私も、昔読んでいた新聞で、1面だけでなく2面も、場合によっては3面も活字だけが書いてある記事を見ると、「わあ、得した」と思ったものでした。

 しかし、今はそういう人はまずいません。
 短い文章でわかりやすく書かれていたり、途中で挿絵が入ったりしていないと、読む気が起きない人が多いのです。


 本は、もともとの原典を1冊読み切ることが大事です。
 「○分間で読める○○」のような本をいくら読んでも、身につくのは雑学的な知識だけです。

 難しい本であっても、1冊を最後まで読み切ると、その本で自分が何を得たかがわかります。
 それは、その本がわかるということよりも、そこから自分が何を得たかということがわかるということです。

 そういう自分なりにわかったことが、その人の蓄積になります。
 それは、雑学の知識の蓄積とは違うものです。

 だから、中学生や高校生の人は、いい本を読む時間を作ってください。
 そして、大学生になったら、原典をしっかり読んでください。
 そういう本を読めるのは、20代で、たぶん20代の前半までです。


 読書が大事だということを言う人はあまりいません。
 お父さんも、お母さんも、学校の先生も、成績がどうしたということしか、たぶん言いません。

 しかし、あとに残るのは、今やっている勉強ではありません。
 残るのは、自分の読んだ本と、自分のした体験だけです。

 だから、あえて、読書が大事だということを書きました。


 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

コメント欄

コメントフォーム
活字をしっかり読む力をつけること――読書は長い文章の本を読み切ることが大事。 森川林 20240626 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
けこさし (スパム投稿を防ぐために五十音表の「けこさし」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
読書(95) 
コメント21~30件
……前のコメント
国語の読解検定 森川林
国語読解の問題は、適当に解いて「当たった」「外れた」と言って 6/9
記事 5095番
デジタル教科書 森川林
デジタル教科書という考えがありますが、教科書とか自分の好きな 6/8
記事 5093番
国語読解クラス 森川林
 国語力は、知識として身につけるのではなく、国語力を育てる生 6/7
記事 5092番
国語力はテクニ 森川林
「国語力をつけるために、特に読書をする必要はない」という耳あ 6/6
記事 5091番
リアルな通学教 森川林
 未来の教育は、対話型の少人数オンラインクラスの教育になりま 6/5
記事 5090番
クリティカル・ 森川林
西洋には、批判を通して新しい考えが生まれるという弁証的な発想 6/4
記事 5089番
優しい母が減っ yori
私の母は、もう中学2年生なのに、スマホをもたせてくれません。 6/3
記事 979番
日本を復活させ 森川林
 日本を復活させる道筋は、創造教育文化国家を目指すこと。 6/1
記事 5081番
4月の森リン大 森川林
 大学生や社会人になった元生徒の子供たちが、自分が中学生だっ 5/31
記事 5085番
優しい母が減っ 森川林
 娘さんの友達から怖がられているというお母さん、コメントあり 5/8
記事 979番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: アンケ 森川林
 ありがとうございます。  確かに、やることがたくさんある 10/2
森のアンケート
Re: 小3、 森川林
 ありがとうございます。  子供は、褒めてみんなよくなるの 10/2
森のアンケート
Re: アンケ 森川林
 ありがとうございます。  月曜日は確かに振替休日が多くな 10/2
森のアンケート
Re: 先生で 森川林
 ありがとうございます。  生徒と先生の関係は、ただ勉強を 10/2
森のアンケート
アンケート りっさーパンダ
いつもお世話になります。 作文のクラスで1年ほどお世話にな 10/2
森のアンケート
Re: 「素の かきくけ
丁寧なご説明をありがとうございました。 > 「素の自分 10/1
森の掲示板
Re: 「素の 森川林
「素の自分」の読み方については、以下のように説明できます: 10/1
森の掲示板
小3、作文クラ みきみき
作文クラスに参加して8か月がたちました。全てに満足しているの 9/30
森のアンケート
「素の自分」の 国語勉強
「素の自分」を「すのじぶん」と読む人が多いですが、これを「そ 9/30
森の掲示板
先生でも事務担 あえもも
こんにちは。先生にはいつもとても丁寧にご指導頂き、感謝してお 9/30
森のアンケート

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習