ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5090番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/9/29
リアルな通学教室とオンラインクラスの違い――これからの教育は、教える授業から発表する授業へ。そのために必要なのは、少人数の固定したオンラインクラス as/5090.html
森川林 2024/06/05 07:28 

ヤマアジサイ



 対面式の教室とオンラインの教室の違いということを聞かれることがあります。
 しかし、その対比は、もう古いのです。

 2020年のコロナ禍のとき、即席で作られたオンラインの教室は、古い時代のオンライン教育でした。
 それは、授業をただ動画で流すようなオンラインだったからです。
 また、双方向性をうたっているところでも、先生がみんなの顔を見えるとか、生徒が先生に質問をすることもできるという程度の限られた双方向性でした。
 これが、レベルの低いオンライン教育です。


 しかし、言葉の森のオンラインクラスは、違います。
 まず4人から5人以内の少人数で授業をしています。
 また、そのクラスは、固定したメンバーと固定した先生です。

 更に、生徒全員に発言する機会があります。
 先生が生徒に一方的に教える授業ではなく、生徒が発表する授業を目指しているのです。


 そのため、小学校低学年から同じクラスで勉強していると、友達のような関係ができます。


 通学式の塾でも、子供たちの楽しみは、行き帰りの道で友達とお喋りをすることです。

 オンラインの教室でも、楽しさの中身は、自分が発表し、その発表を通して友達の質問や感想を聞く機会があることなのです。


★そこで、言葉の森のオンラインクラスは、今後、授業の中だけでなく、授業の前後にも生徒どうしが自由にお喋りを楽しめるようにしたいと思います。
 お喋りは自由ですから、気の合った生徒どうしで話をしたいときに話をするということです。

 ただし、時間制限として、授業の前の15分以内、授業のあとの15分以内とします。
 それは、時間制限をしないと、惰性で話をしてしまうことがあるからです。


 授業の前は、メインルームに入り、先生の授業が始まるまでは自由にお喋りをしていいです。

 授業のあとは、ブレークアウトルームがいくつかできていますから、その中の使われていないブレークアウトルームに移動しお喋りをしていいです。

 ただし、繰り返しますが、いずれも時間は15分以内です。
 この時間制限がないと、互いに相手に遠慮して、だらだら話してしまうことがあるからです。

 お喋りを始める前に、「じゃあ、私は、今日は○分までいるからね」というようなことを予め言っておいてもいいと思います。


 大人の中には、子供たちをブロイラーのように教育することが能率的な教育だと思っている人がいます。
 真面目な大人の人は特にそうです。

 しかし、子供は生き物です。当たり前ですが。
 時々は息抜きをしながら、しかし、集中するときには集中するというムラのある生き方をするのが人間の自然な生き方です。


 以前、子供がパソコンで勉強しているときに、YouTubeを見ていたというので、子供を叱って、もうパソコンは使わせないというお母さんがいましたが、そういう脱線は、どの子もやっています。
 むしろ、そういう子の方が人間らしい生き方をしています。


 言葉の森の昔の通学教室でも(今は、通学教室はすべてオンラインに切り替えたので通学教室はありませんが)、中学生や高校生の生徒は、自分の席に着くと、パソコンに入っているゲームをひとしきり楽しんでから、と言っても数分ですが、それから勉強に取り組んでいました。
 人間は、ニワトリではないのです。


 今、YouTubeやゲームに熱中している子供もたくさんいると思いますが、それは、その子が、YouTubeやゲームに対する免疫を獲得する時期だからです。
 やがて、YouTubeやゲームの遊びはほどほどにやっていればいいのだという感覚が生まれます。
 それが免疫です。
 そういう免疫の感覚が生まれるまでの期間は、熱中しすぎるということは誰でもあります。


 では、免疫を早めに獲得するにはどうしたらいいかというと、それは読書です。
 伝記や歴史の本を読むと、自分の生き方をより大きい視野で見ることができるようになります。
 すると、目の前の興味に夢中になっていることが、軽いことのように思えてくるのです。


 子供の教育法は、「△△をしない」ということではなく、「○○をする」ということで進めるといいのです。
 「漫画を読まない」ということではなく、「いい本を読む」ということです。
 「ゲームをしない」ということではなく、「自分でプログラミングをする」ということです。


 子供が普通に成長していれば、親は、その子の自然な成長力を信頼していればいいのです。

ヤマアジサイ



 対面式の教室とオンラインの教室の違いということを聞かれることがあります。
 しかし、その対比は、もう古いのです。

 2020年のコロナ禍のとき、即席で作られたオンラインの教室は、古い時代のオンライン教育でした。
 それは、授業をただ動画で流すようなオンラインだったからです。
 また、双方向性をうたっているところでも、先生がみんなの顔を見えるとか、生徒が先生に質問をすることもできるという程度の限られた双方向性でした。
 これが、レベルの低いオンライン教育です。


 しかし、言葉の森のオンラインクラスは、違います。
 まず4人から5人以内の少人数で授業をしています。
 また、そのクラスは、固定したメンバーと固定した先生です。

 更に、生徒全員に発言する機会があります。
 先生が生徒に一方的に教える授業ではなく、生徒が発表する授業を目指しているのです。


 そのため、小学校低学年から同じクラスで勉強していると、友達のような関係ができます。


 通学式の塾でも、子供たちの楽しみは、行き帰りの道で友達とお喋りをすることです。

 オンラインの教室でも、楽しさの中身は、自分が発表し、その発表を通して友達の質問や感想を聞く機会があることなのです。


★そこで、言葉の森のオンラインクラスは、今後、授業の中だけでなく、授業の前後にも生徒どうしが自由にお喋りを楽しめるようにしたいと思います。
 お喋りは自由ですから、気の合った生徒どうしで話をしたいときに話をするということです。

 ただし、時間制限として、授業の前の15分以内、授業のあとの15分以内とします。
 それは、時間制限をしないと、惰性で話をしてしまうことがあるからです。


 授業の前は、メインルームに入り、先生の授業が始まるまでは自由にお喋りをしていいです。

 授業のあとは、ブレークアウトルームがいくつかできていますから、その中の使われていないブレークアウトルームに移動しお喋りをしていいです。

 ただし、繰り返しますが、いずれも時間は15分以内です。
 この時間制限がないと、互いに相手に遠慮して、だらだら話してしまうことがあるからです。

 お喋りを始める前に、「じゃあ、私は、今日は○分までいるからね」というようなことを予め言っておいてもいいと思います。


 大人の中には、子供たちをブロイラーのように教育することが能率的な教育だと思っている人がいます。
 真面目な大人の人は特にそうです。

 しかし、子供は生き物です。当たり前ですが。
 時々は息抜きをしながら、しかし、集中するときには集中するというムラのある生き方をするのが人間の自然な生き方です。


 以前、子供がパソコンで勉強しているときに、YouTubeを見ていたというので、子供を叱って、もうパソコンは使わせないというお母さんがいましたが、そういう脱線は、どの子もやっています。
 むしろ、そういう子の方が人間らしい生き方をしています。


 言葉の森の昔の通学教室でも(今は、通学教室はすべてオンラインに切り替えたので通学教室はありませんが)、中学生や高校生の生徒は、自分の席に着くと、パソコンに入っているゲームをひとしきり楽しんでから、と言っても数分ですが、それから勉強に取り組んでいました。
 人間は、ニワトリではないのです。


 今、YouTubeやゲームに熱中している子供もたくさんいると思いますが、それは、その子が、YouTubeやゲームに対する免疫を獲得する時期だからです。
 やがて、YouTubeやゲームの遊びはほどほどにやっていればいいのだという感覚が生まれます。
 それが免疫です。
 そういう免疫の感覚が生まれるまでの期間は、熱中しすぎるということは誰でもあります。


 では、免疫を早めに獲得するにはどうしたらいいかというと、それは読書です。
 伝記や歴史の本を読むと、自分の生き方をより大きい視野で見ることができるようになります。
 すると、目の前の興味に夢中になっていることが、軽いことのように思えてくるのです。


 子供の教育法は、「△△をしない」ということではなく、「○○をする」ということで進めるといいのです。
 「漫画を読まない」ということではなく、「いい本を読む」ということです。
 「ゲームをしない」ということではなく、「自分でプログラミングをする」ということです。


 子供が普通に成長していれば、親は、その子の自然な成長力を信頼していればいいのです。


 創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

コメント欄

森川林 2024年6月5日 15時13分  
 未来の教育は、対話型の少人数オンラインクラスの教育になります。
 しかし、まだ、オンライン教育を、授業動画を見せるだけの教育と思っている人が多いです。
 大事なのは、オフラインかオンラインかではなく、生徒どうし、及び、生徒と先生の対話があることです。
 人間は、人間との関わりの中で成長します。
 AIテクノロジーでも成長はできますが、その成長は機械的な成長です。

コメントフォーム
リアルな通学教室とオンラインクラスの違い――これからの教育は、教える授業から発表する授業へ。そのために必要なのは、少人数の固定したオンラインクラス 森川林 20240605 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
ふへほま (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ふへほま」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
オンライン教育(0) 
コメント11~20件
……前のコメント
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
読書を阻むもの 森川林
暇なときは読書をすればいいのですが、今は、スマホで情報に流さ 6/10
記事 5096番
国語の読解検定 森川林
国語読解の問題は、適当に解いて「当たった」「外れた」と言って 6/9
記事 5095番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 小4女 森川林
 ありがとうございます。  小4でいろいろなツールを活用し 9/28
森のアンケート
Re: 中1女 森川林
 ありがとうございます。  今は、毎週かなりよく考えて書い 9/28
森のアンケート
Re: 無題 森川林
 ありがとうございます。  みんなの前で自分のことを話す練 9/28
森のアンケート
小4女子_創造 ひなすみ
創造発表クラスに参加して3ヶ月ほどになります。気になることを 9/27
森のアンケート
中1女子_作文 すみひな
小6の今頃から始めて一年ほどになります。きっかけは小学校で文 9/27
森のアンケート
無題 みうつう
いつもお世話になっております。 読書発表は読書の習慣と人に 9/27
森のアンケート
テスト送信 森川林
1 9/27
森川林日記
Re: 学びあ 森川林
 ありがとうございます。  確かに、人間は言葉によって成長 9/25
森のアンケート
学びあいの場 ドラミ
学校のクラスメートとの会話(LINE含む)を見聞きしていると 9/24
森のアンケート
Re: 総合ク 森川林
 ありがとうございます。  みんなの前で発表するというのは 9/23
森のアンケート

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習