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ゼロサムゲームの時代から創造のゲームの時代へ as/4586.html
森川林 2022/12/03 11:49 


●動画:https://youtu.be/0af3YQG7MFc

 昔、お年玉付きの年賀状というのは、みんなはわずらわしく思っているだろうからと思って、お年玉付きでない年賀状を出していたことがあります。
 すると、身近な人から、「そんなことを思っている人はほとんどいないから、お年玉付きで出したほうがいい」と言われました。
 そんなものかなあと思って、それからは、お年玉付きで年賀状を出すことにしました。(素直。)

 小学生のころ読んだ本で、「昔、お金の鋳造というものが貴重だったころ、田んぼにお金を落とした人が、人を雇ってそのお金を探させた」という話を読んで、なるほどと思ったことがあります。

 落としたお金の金額より、人を雇った金額の方がずっと大きいのです。
 しかし、人を雇えば、そのときに使ったお金は、働く人に渡ります。だから、無駄でも何でもありません。
 落としたお金を見つけなかったら、それはその分だけ世の中の富がマイナスになります。

 よく、物を値切る人がいますが、値切って得した分は、値切られて損をした分と同じだから、世の中は何も豊かになっていません。
 だから、そういう損得は、どうでもいいことです。

 宝くじも同じです。得した少数の人は、その分、小さく損をした多数の人と損得が相殺されているので、世の中は何も豊かになっていません。

 入試についても同じです。
 合格した人の分、不合格になった人がいるのですから、その合否は世の中の進歩とは無関係です。
 合否のために努力することは貴重ですが、その過程が貴重なのであって、合否の結果は世の中全体を考えればどうでもいいことなのです。

 高校3年生のとき、大学入試の合格を担任の先生に報告しに行き、そういう自分の気持ちをふと伝えたら、担任の先生に怒られました。
 そのとき、そういうことは、あまり一般的な考え方でないのだと知って、やや意外に思いました。

 では、何がいちばん価値があるかというと、自分も得をして、他人も得をして、世の中全体が得をするものです。
 すべての人が得するもの、それは創造なのです。
 これまでの世の中にないものを作り出せば、それは自分も、他人も、世の中全体もよくなります。

 競争ではなく、創造。これからは、そういう時代になっていくと思います。


 話は変わりますが、私が、競争よりも創造という考えを持つようになったのは、自分の性格も影響していると思います。
 私は、何か他人と対立するようなことがあったら、大体自分の方を譲ります。
 意識はしていませんが、自分が損をしても他人が得をすれば、世の中全体は変わらないと気持ちがあるからだと思います。


 しかし、また話は変わりますが、最近のマスクとか、ワクチンとか、消毒とかいうことについては、他人から言われても自分の思ったとおりにやっています。
 つまり、マスクもしないし、ワクチンも打たないし、消毒もしません。

 人間は、すべてのことについて、自分の自由な考えで行動することが大事で、それが世の中をよくすることにつながると思うからです。
(マスク、ワクチン、消毒については、科学的にも害があることがわかっているということもあります。そのことについては、In deppさんの記事を参考にするといいと思います。)


●動画:https://youtu.be/0af3YQG7MFc

 昔、お年玉付きの年賀状というのは、みんなはわずらわしく思っているだろうからと思って、お年玉付きでない年賀状を出していたことがあります。
 すると、身近な人から、「そんなことを思っている人はほとんどいないから、お年玉付きで出したほうがいい」と言われました。
 そんなものかなあと思って、それからは、お年玉付きで年賀状を出すことにしました。(素直。)

 小学生のころ読んだ本で、「昔、お金の鋳造というものが貴重だったころ、田んぼにお金を落とした人が、人を雇ってそのお金を探させた」という話を読んで、なるほどと思ったことがあります。

 落としたお金の金額より、人を雇った金額の方がずっと大きいのです。
 しかし、人を雇えば、そのときに使ったお金は、働く人に渡ります。だから、無駄でも何でもありません。
 落としたお金を見つけなかったら、それはその分だけ世の中の富がマイナスになります。

 よく、物を値切る人がいますが、値切って得した分は、値切られて損をした分と同じだから、世の中は何も豊かになっていません。
 だから、そういう損得は、どうでもいいことです。

 宝くじも同じです。得した少数の人は、その分、小さく損をした多数の人と損得が相殺されているので、世の中は何も豊かになっていません。

 入試についても同じです。
 合格した人の分、不合格になった人がいるのですから、その合否は世の中の進歩とは無関係です。
 合否のために努力することは貴重ですが、その過程が貴重なのであって、合否の結果は世の中全体を考えればどうでもいいことなのです。

 高校3年生のとき、大学入試の合格を担任の先生に報告しに行き、そういう自分の気持ちをふと伝えたら、担任の先生に怒られました。
 そのとき、そういうことは、あまり一般的な考え方でないのだと知って、やや意外に思いました。

 では、何がいちばん価値があるかというと、自分も得をして、他人も得をして、世の中全体が得をするものです。
 すべての人が得するもの、それは創造なのです。
 これまでの世の中にないものを作り出せば、それは自分も、他人も、世の中全体もよくなります。

 競争ではなく、創造。これからは、そういう時代になっていくと思います。


 話は変わりますが、私が、競争よりも創造という考えを持つようになったのは、自分の性格も影響していると思います。
 私は、何か他人と対立するようなことがあったら、大体自分の方を譲ります。
 意識はしていませんが、自分が損をしても他人が得をすれば、世の中全体は変わらないと気持ちがあるからだと思います。


 しかし、また話は変わりますが、最近のマスクとか、ワクチンとか、消毒とかいうことについては、他人から言われても自分の思ったとおりにやっています。
 つまり、マスクもしないし、ワクチンも打たないし、消毒もしません。

 人間は、すべてのことについて、自分の自由な考えで行動することが大事で、それが世の中をよくすることにつながると思うからです。
(マスク、ワクチン、消毒については、科学的にも害があることがわかっているということもあります。そのことについては、In deppさんの記事を参考にするといいと思います。)


 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

コメント欄

森川林 2022年12月4日 9時24分  
 自分も得をして、他人も得をして、世の中全体が得をするものがあります。
 それは、単なる譲り合いではなく創造です。
 これまでの歴史では、政治的な対立の多くが、技術革新によって解決されました。
 AかBかではなく、AとBをともに乗り越えたCを考えることが大切なのです。


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