ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5018番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/6/19
中学生、高校生の意見文の書き方。小学6年生が作文指導のゴールになっていては、小学6年生も十分には教えられない。中学受験作文に対応するには、意見文を書くという先の見通しが必要 as/5018.html
森川林 2024/03/14 04:21 

オオイヌノフグリ



 作文の学習が、本格的に考える勉強になるのは、中学1年生からです。

 小学6年生でも、結びの感想の部分を一般化の主題として大きく考えるという課題はありますが、まだ本格的なものではありません。
 小学生の作文は、題材(実例)が中心になるので、感想はまだ脇役なのです。

 しかし、中学生や高校生の指導に進む見通しがあって初めて、小学6年生の指導も充実した教え方ができます。


 近年の中学受験の作文では、入試の作文課題で、意見文を書かせるところも出てきました。
 例えば、あるテーマについて自分の意見を書き、その理由を書き、その理由の裏付けとなる体験実例を書くというような書き方です。


 意見の書き方は、大きく分けて3つあります。

 第一は、良いか悪いかという意見の書き方です。
 これは、言葉の森では、是非の主題と呼んでいます。

 よいか悪いかという意見を書いたあとの構成の仕方は、その意見の理由を書くという書き方です。
 初期の段階では、この理由を書くという書き方ができず、単なる実例を書いてしまう人がかなりいます。
 理由を書くためには、抽象的なことを考える語彙が必要になるからです。


 意見文の書き方の第二は、「べき」という書き方です。
 これは、言葉の森では、当為の主題と呼んでいます。

 「どうするべきか」という意見を書いたあとの構成の仕方は、その方法を書くという書き方になることが多いです。
 方法を書くときに大事なことは、方法の幅を広げることです。
 中学生や高校生が書く方法の多くは、個人の心構えのような人間的な方法だけになりがちです。
 心構えのような方法だけでは、方法の幅が広くなるので、社会的な方法も必要になります。

 中学生や高校生が最も身近に感じる社会的な方法は、学校教育のあり方です。
 日常的に学校教育に接しているので、そのよい面も悪い面も具体的にわかるからです。
 社会的な方法は、背伸びをせずに、自分のよく知っている社会の分野から始めていくことが大事です。


 意見文の書き方の第三は、「問題」という書き方です。
 今の世の中で、何が問題かという問題提起をする書き方です。
 言葉の森では、これを社会問題の主題と呼んでいます。

 「○○が問題だ」と書いたあとの構成の仕方は、その原因や対策を書くという書き方になります。
 原因には、大きく分けて、社会的空間的な原因と、歴史的時間的な原因とがあります。

 社会における問題の種類は多様ですが、原因の種類はかなり限られています。
 しかし、同じような原因を書いたとしても、その裏付けとなる実例を多様なものにしていけばいいのです。


 社会問題の主題の発展したものが予測問題の主題です。
 これは、今の問題を書くだけでなく、その問題が解決された先に生まれるであろう新しい問題を予測する書き方です。
 これを、言葉の森では、予測問題の主題と呼んでいます。

 予測問題の主題に対する構成の仕方は、対策を書くということです。
 しかし、具体的な対策を書くためには、予備知識が必要です。
 だから、対策は、対策の方向として考えていけば十分です。

 対策の方向は、大きく分けて、自主、民主、公開、発明というところで考えられます。
 社会的な問題の対策は、社会的に考えられがちですが、実は社会問題の解決の多くは、新しい発明によってなされました。
 だから、発明という方向も、社会問題の対策のひとつとして考えていく必要があるのです。


 意見文の書き方は、小学6年生では、まだ練習しません。
 しかし、教える先生が、そういうことも教えられる見通しで作文指導をしていることが大事です。

オオイヌノフグリ



 作文の学習が、本格的に考える勉強になるのは、中学1年生からです。

 小学6年生でも、結びの感想の部分を一般化の主題として大きく考えるという課題はありますが、まだ本格的なものではありません。
 小学生の作文は、題材(実例)が中心になるので、感想はまだ脇役なのです。

 しかし、中学生や高校生の指導に進む見通しがあって初めて、小学6年生の指導も充実した教え方ができます。


 近年の中学受験の作文では、入試の作文課題で、意見文を書かせるところも出てきました。
 例えば、あるテーマについて自分の意見を書き、その理由を書き、その理由の裏付けとなる体験実例を書くというような書き方です。


 意見の書き方は、大きく分けて3つあります。

 第一は、良いか悪いかという意見の書き方です。
 これは、言葉の森では、是非の主題と呼んでいます。

 よいか悪いかという意見を書いたあとの構成の仕方は、その意見の理由を書くという書き方です。
 初期の段階では、この理由を書くという書き方ができず、単なる実例を書いてしまう人がかなりいます。
 理由を書くためには、抽象的なことを考える語彙が必要になるからです。


 意見文の書き方の第二は、「べき」という書き方です。
 これは、言葉の森では、当為の主題と呼んでいます。

 「どうするべきか」という意見を書いたあとの構成の仕方は、その方法を書くという書き方になることが多いです。
 方法を書くときに大事なことは、方法の幅を広げることです。
 中学生や高校生が書く方法の多くは、個人の心構えのような人間的な方法だけになりがちです。
 心構えのような方法だけでは、方法の幅が広くなるので、社会的な方法も必要になります。

 中学生や高校生が最も身近に感じる社会的な方法は、学校教育のあり方です。
 日常的に学校教育に接しているので、そのよい面も悪い面も具体的にわかるからです。
 社会的な方法は、背伸びをせずに、自分のよく知っている社会の分野から始めていくことが大事です。


 意見文の書き方の第三は、「問題」という書き方です。
 今の世の中で、何が問題かという問題提起をする書き方です。
 言葉の森では、これを社会問題の主題と呼んでいます。

 「○○が問題だ」と書いたあとの構成の仕方は、その原因や対策を書くという書き方になります。
 原因には、大きく分けて、社会的空間的な原因と、歴史的時間的な原因とがあります。

 社会における問題の種類は多様ですが、原因の種類はかなり限られています。
 しかし、同じような原因を書いたとしても、その裏付けとなる実例を多様なものにしていけばいいのです。


 社会問題の主題の発展したものが予測問題の主題です。
 これは、今の問題を書くだけでなく、その問題が解決された先に生まれるであろう新しい問題を予測する書き方です。
 これを、言葉の森では、予測問題の主題と呼んでいます。

 予測問題の主題に対する構成の仕方は、対策を書くということです。
 しかし、具体的な対策を書くためには、予備知識が必要です。
 だから、対策は、対策の方向として考えていけば十分です。

 対策の方向は、大きく分けて、自主、民主、公開、発明というところで考えられます。
 社会的な問題の対策は、社会的に考えられがちですが、実は社会問題の解決の多くは、新しい発明によってなされました。
 だから、発明という方向も、社会問題の対策のひとつとして考えていく必要があるのです。


 意見文の書き方は、小学6年生では、まだ練習しません。
 しかし、教える先生が、そういうことも教えられる見通しで作文指導をしていることが大事です。


 低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


コメント欄

森川林 2024年3月14日 7時30分  
 意見文の書き方で、もうひとつあった。
 それは、複数の意見を書く書き方。
 その複数の意見をどうまとめるかというのが総合化の主題。
 これが、実は面白い。頭の体操になる。

コメントフォーム
中学生、高校生の意見文の書き方。小学6年生が作文指導のゴールになっていては、小学6年生も十分には教えられない。中学受験作文に対応するには、意見文を書くという先の見通しが必要 森川林 20240314 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
となにぬ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「となにぬ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文の書き方(108) 
コメント11~20件
……前のコメント
デジタル教科書 森川林
デジタル教科書という考えがありますが、教科書とか自分の好きな 6/8
国語読解クラス 森川林
 国語力は、知識として身につけるのではなく、国語力を育てる生 6/7
国語力はテクニ 森川林
「国語力をつけるために、特に読書をする必要はない」という耳あ 6/6
リアルな通学教 森川林
 未来の教育は、対話型の少人数オンラインクラスの教育になりま 6/5
クリティカル・ 森川林
西洋には、批判を通して新しい考えが生まれるという弁証的な発想 6/4
優しい母が減っ yori
私の母は、もう中学2年生なのに、スマホをもたせてくれません。 6/3
日本を復活させ 森川林
 日本を復活させる道筋は、創造教育文化国家を目指すこと。 6/1
4月の森リン大 森川林
 大学生や社会人になった元生徒の子供たちが、自分が中学生だっ 5/31
優しい母が減っ 森川林
 娘さんの友達から怖がられているというお母さん、コメントあり 5/8
優しい母が減っ 娘の友達
娘は中3。私は自称甘い母親です。世の中の厳しい先輩ママたちか 5/7
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 無題 森川林
 こちらで入れ直しておきました。  ×になったところは、お 6/11
無題 笹の葉
まちがって白紙でそうしんしてしまったのでここに記載します。 6/10
岡田斗司夫さん 森川林
岡田斗司夫さんの話が面白い。 【最新動画】2025年問題っ 6/9
同調圧力と方便 森川林
 なぜ、子供を褒めることが大事かというと、子供は褒め言葉に同 6/9
Re: 読会検 森川林
お返事遅れて失礼。 しっかり、読んでいてえらい! 問 6/7
歌はいいなあ 森川林
志村けんと八代亜紀が面白い https://www.you 6/3
大事なのは、結 森川林
大事なのは、結果よりも動機だ。 自分は、日本を守るために仕 6/2
読会検定5月  あかそよ
いつもありがとうございます。 問題3 AB共に、「兄ち 5/31
臨死体験で見た 森川林
臨死体験で見た「宇宙の真実」とは?【山納銀之輔さん前編】 5/28
Re: 読解検 森川林
 いい質問です。  このように質問する人は、国語の力がつく 5/23

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習