ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」の「はじめに」 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4028番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/10/16
「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」の「はじめに」 as/4028.html
森川林 2020/02/27 04:52 

 3月6日から、「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」が発売されます。
(長い書名ですが。)

 すでに本のご予約をいただいたみなさん、ありがとうございました。


 本の予約又は購入された方は、ウェブでお知らせくださるようお願いいたします。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=spp202003

 この本の「はじめに」の部分を紹介させていただきます。
 小学生のお子様をお持ちの方には、勉強面、生活面で参考になる話が数多く載っていると思います。

====
 前著、「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」は、おかげさまで多くの方にお読みいただき、子育ての基本を考える際の参考になったとの声をいただきました。
 小学1、2、3年生は、読書、対話、遊び、自主的な生活が中心で、詰め込みの勉強は必要ないと書きました。その考えは今も変わりません。
 しかし、小学4、5、6年生になると、嫌でも子供の勉強面でのさまざまな問題に気がつくようになり、それに合わせて子供の将来の進路も考えなければならなくなります。
 ところが、小学4年生からのころから、子供は急に親から自立する気持ちを持つようになり、小学3年生のころまでの素直に言うことを聞いていた時期とは違って、親の言うことを素直に聞かなかったり反発したりするようになります。

 私は、これまで30数年間、主に作文の学習を通して子供たちの成長の様子を見てきました。小学4年生のころのミニ反抗期、小学5年生から急に難しくなる勉強、」小学6年生で直面する今後の進路など、多くの事例に接して、自分なりにいろいろな対策を考え提案してきました。
 この本には、この小学4、5、6年生の子供たちが共通して遭遇する問題を、ほぼすべての分野にわたって取り上げています。
 私の考えが、必ずしも最善のものとは言えませんし、中には、かなり私の主観が入っている話もあると思います。
 しかしそれでも、この本は、小学4、5、6年生の子供たちの勉強や生活で悩むお母さんやお父さんの助けになるのではないかと思います。

 私の考え方の基本は、子供の成長はできるだけ遠くまで見て考えようということです。
 そして、遠くまで見て考えると、今問題と思われているほとんどのことは「大丈夫」なのです。
 いろいろ問題があっても結局は大丈夫という考え方に立てば、子育てはずっと楽で、むしろ親自身も成長できるもっと楽しいものになるはずです。
 そして、子供が成長すると同時に、親もまた子育てのさまざまな問題を乗り越えるたびに成長していくのです。

 これから、世の中は大きく変わります。
 どこの学校に進学しようが、どこの会社に就職しようが、あるいはどのような資格を取ろうが、子供が社会に出て活躍する十年後二十年後にも確実だと言えるものは何もありません。
 「少なくとも○○だけは安心だろう」と言う人がいるかもしれませんが、十年後、二十後は、その○○さえも危ういのです。(○○には、何を入れてもいいと思います。)
 しかし、ひとつだけ確実なものがあります。それは、子供の自主性、創造力、思考力、共感力を育てておくことです。
 どのような社会になっても明るくたくましく生きていく力をつけておくということがこれからの教育の目的です。
 そのためには、外見の明るさやたくましさだけではなく、世の中に新しいものを創造し、世の中に貢献し、自分自身も常に新しいものを工夫して生きていく力をつけることです。

 このような未来を見据えた子育てのできる場所は、学校でも、塾でも、他の何らかの教育機関でもなく、家庭です。
 この本が、そういう家庭におけるお父さんお母さんの子育てにの助けになるだろうことを心から期待しています。

 この本をまとめるにあたり、ホームページやFacebookページをご覧いただいている方、言葉の森の保護者の方、言葉の森の講師、そして、私の知人や家族などに、図書のリストをはじめとして多くの参考になる意見を聞かせていただきました。
 また、すばる舎の水沼様には、多忙な中、言葉の森のサマーキャンプにも参加していただき、本の内容について多くのアドバイスをいただきました。
 心よりお礼申し上げます。
====


 低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
メディア(8) 

コメント欄

森川林 2020年2月27日 5時57分  
 小学生の子供たちは、意外と純粋です。
 正しいことをしたいという気持ちを持っています。
 だから、子供に何かをさせるときは、褒美やお小遣いでさせるのではなく、その意義を話してさせる方がいいのです。
 そうすれば、それがその子の生き方の基本になってきます。
 小学4・5・6年生はそういう時期なのです。


nane 2020年2月27日 9時46分  
新しい本は、3月6日発売となっていますが、たぶんもっと早く届くと思います。
 レビューを書いてくださった方は、言葉の森のフォームからご連絡くださるとありがたいです。
 よろしくお願いします。

コメントフォーム
「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」の「はじめに」 森川林 20200227 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
たちつて (スパム投稿を防ぐために五十音表の「たちつて」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
メディア(8) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: アンケ 森川林
 ありがとうございます。  確かに、やることがたくさんある 10/2
森のアンケート
Re: 小3、 森川林
 ありがとうございます。  子供は、褒めてみんなよくなるの 10/2
森のアンケート
Re: アンケ 森川林
 ありがとうございます。  月曜日は確かに振替休日が多くな 10/2
森のアンケート
Re: 先生で 森川林
 ありがとうございます。  生徒と先生の関係は、ただ勉強を 10/2
森のアンケート
アンケート りっさーパンダ
いつもお世話になります。 作文のクラスで1年ほどお世話にな 10/2
森のアンケート
Re: 「素の かきくけ
丁寧なご説明をありがとうございました。 > 「素の自分 10/1
森の掲示板
Re: 「素の 森川林
「素の自分」の読み方については、以下のように説明できます: 10/1
森の掲示板
小3、作文クラ みきみき
作文クラスに参加して8か月がたちました。全てに満足しているの 9/30
森のアンケート
「素の自分」の 国語勉強
「素の自分」を「すのじぶん」と読む人が多いですが、これを「そ 9/30
森の掲示板
先生でも事務担 あえもも
こんにちは。先生にはいつもとても丁寧にご指導頂き、感謝してお 9/30
森のアンケート

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習