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【ひらがなで書く字】
「…こと」「…とき」「…ところ」「…もの」「…とも」「…ため」「…まで」「…とおり」「…わけ」「…ほか」「…ゆえ」「…できる」「…していく」「…してください」「…にすぎない」「…になる」「…ようだ」「…ぐらい」「…だけ」「…ほど」などは、ひらがなで書いた方がいい字となっています。(昭和56年10月「事務次官等会議申合せ」の「公用文における漢字使用などについて」による)
ただし、「事が事だから」というような場合は漢字です。また新聞などではスペースを省略する関係で「…時」などは漢字を使っているようです。
題名 |
志望理由書の添削、一読お願いします。
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名前 |
ふひと |
時刻 |
2005-10-13 22:55:37 |
1600字の文学部日本文学科志望理由書です。
長いですが、一読した感想などでもよろしいので、添削していただけるとうれしいです。お時間のある方、よろしくお願いします。
貴学の文学部日本文学科を志望するにあたり、私が文学に対して強い関心を持つに至った理由について述べます。
第一に、私の読書好きの性格にあります。絵本から物語、小説、随筆、詩、と成長する中でも言葉の世界というものは常に私の生活に即していました。そんな中私が出会ったのが、面白いからと父が勧めてくれた織田作之助の本です。家にあった十冊ほどの著作の、ほとんどが昭和十年代から二十年代に版行された当時のもので、まず紙の質や仮名遣い、字体の古さなどに、時代背景の違いが思われ、それを現代の私が読むことに不思議な感覚を覚えました。そして内容に関しても、戦後の人々の生活の話などに、その小説が書かれた時代背景やそれに依った文化や思想、風潮の違いなどを感じました。またそれとは逆に、登場人物の心理が今とそう変わらないことなどにも、読んでいて興味を覚えました。それまでの読書はただ漠然と話を楽しむだけだったのですが、それをきっかけに、文学に触れることによって感じられる「人」というものやその生活、文化、歴史などに興味を覚えるようになり、さまざまな文学に触れてみたいと感じるようになりました。
そして第二の理由として、自らの創り手としての経験があります。中学三年生の頃、心にある思いを言葉で表し始めたのをきっかけに、小説執筆や詩作に耽る様になり、高校二年生の頃には自らのホームページを立ち上げ、そこで創作物を発表するまでになりました。書くことを重ね、また人に見せる機会を得たことで、私は一層自分という存在と文学との距離を密接に感じる様になり、小説にとどまらず、文学全般に対してより強い関心を持ち、傾倒するようになりました。
私が貴学の日本文学科を選んだ理由は、まずパンフレットに書いてあった、「文化という広い視野で日本の文学をとらえる」という一文がきっかけです。文学を学べる大学はたくさんありますが、中でも貴学の日本文学科は二年次から三コース制になっており、専攻目的が明確に区分されているため、自分の学びたい方向をより明確に学べるのではないかと感じました。文学コースでは児童文学や中国文学など、幅広く学べるという点に魅力を感じ、文学コースで学んでゆきたいと思い、志望しました。
大学での目標は、文学を中心として日本の文化や歴史など、広範に学んでいくことです。また図書館やAVライブラリーなどを利用して、たくさんの本を読み、映画や音楽などの諸文化にも触れ、感受性を豊かにし、博覧強記の人を目指したいと思います。
もう一つの目標が図書館司書の資格を取得することです。以前、新聞で特集の記事を読んだのですが、今日図書館のあり方は色々変わってきており、さまざまなサービスや取り組みをしているそうです。現代では活字離れや国語力の低下などの問題があり、読書や文学が好きな私にとっては、より多くの人に文学を楽しんでもらいたいという思いがあるため、将来はそのような取り組みに関わっていきたいと思いました。
それとは別の夢として、作家として本を出す夢があります。そのため、高校時代には果たせなかった自作小説や詩の投稿などに力を入れたいと思います。幅広い知識や社会経験を身につけ、それらを活かして自分でも納得の行く作品を作りあげたいと思います。
文学、また他の文化は、文明や科学技術を発展させるようなものではないかもしれませんが、人の心を支え、豊かにしていくものであると私は思います。物質があふれる近代社会の中にあってこそ、長い間営まれてきた文化、たくさんの人によって思いを託された文学に触れ、また自らも参加し、引き継いでゆくことが重要だと私は思います。その方法を模索する意味でも、大学では色々なことに挑戦してみたいと思います。
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Re: 志望理由書の添削、一読お願いします。
べすと
10/14 2:52
2595字 
お疲れ様。
ちょっと読ましていただきます。
P1:「述べます」か。問題ではないけど「以下の通りです」「以下○点です」のほうが自然じゃないかな。人の好みの範囲ではあるな。
P2L1:読書が好きなのは性格か?普通に「私が本を読むのが好きなことにあります」「私の読書好きにあります」で構わない気がする。
P2L2:自分の生活に即する。んー・・・?ピンとこない。自分の感性のレベルにあわせて読む本がステップアップしてきた、ってことなんだよね。それより「生きることとは切り離せない」とかそっちのほうがいいような気がする。
あと用例の使い方だけど、必ずしも絵本<物語<小説<随筆<詩という定義は好ましくないと思われる。確かに小説は随筆や詩なんかよりは読みやすいけれど、それと文学的価値が比例するわけじゃないから。誤解される可能性が無きにしも非ず?
P2L3〜:この具体例は上手い。ただ言うとしたら、具体例を「まず、・・・・。そして、・・・・」と組み立てる必要は別にないのではないか?
この具体例は「手にしたときから時代の違いを感じた」「言葉遣いや対象とした人々の時代も違う」「しかしそれでも共感し、感動できた」「文学って素晴らしい、もっと色々勉強してみたい」ってことを言っているように感じる。
それなら素直に「手に取ったとき・・・(紙質や仮名遣いや自体)」「実際に読みながら・・・(内容に関しても、の部分)」「読み終わって・・・(またそれとは逆に、の部分)」としたほうがわかりやすいし心情の変化が伝わりやすいのでは?
あと、同じ道を志す者として先人を呼び捨ては良くない。織田作之助氏、としよう。
P3:「心にある思い」だけではどんなものを書いていたのかがわからない。当時は何を感じていたのかにも触れてみたら?自作の詩や小説がどんな類のものなのかアピールしたほうがよい。見せて構わないものならHPのURLを載せるのもアリ。
P4L4:「学びたい方向をより明確に学べる」→「学びたいことをより明確に選択できる」
P5L1:「大学での目標は〜〜」→えーと、折角前の段落で志望校で学べることについて述べたんだからつながりのある構成のほうがいい。
P5L3:博覧強記の人。いやー難しい言葉知ってるね。初めて聞いたよ。でも「の人」はいらないんじゃないかな。普通に「博覧強記を目指したいと思います」でいけると思う。
P6:司書さんかー。一体どういう技能を身につけるんだ?・・・
いやそんなんどうでもよかった。「以前、新聞で特集の記事を読んだのですが」はいらない。「今日の図書館のあり方は、人々の活字離れや国語力の低下などの問題から様々なサービスや取り組みをしているそうです。読書や文学が好きな私にとっては〜〜」
あーうー、私が好きだからお前も読めよ、っていう方向性はよろしくないかもしれない。活字離れはよろしくない、このままじゃダメだ、という使命感、とかやっちゃってもいいんじゃない?使命感は言いすぎかw
P7:本を出す夢があります。だからいっぱい書きたいです。・・・これはどうだろう?
本を出す夢があります。そのためにも〜〜といったことを色々学びたいです。そして幅広い知識や(中略)と思います。こっちのほうがいい。
あと、自分で納得のいく作品をつくることのみならず社会的にも認められる作品をつくることを夢にするように要求します。
P8L1:ないかもしれない、と言ってしまうのはどうかなぁ。「直接的に」を加えたほうがいい。
あと出だしで「文学、また他の文化は、」っていうのはいかがなものか。「文学や他の文化は、」でよくないか?
文章のレベル自体は高いね。
でもその大学でなきゃダメなんだ!って理由が第4段落にしかない。字数制限は1600字もあるんだからもう少し割いてもいいんじゃないか?なんだか志望理由書というより自己推薦書みたいだよ。図書館司書の資格を取るのはそんなに難しいことじゃないのかな?その資格について大学側がフォローしてくれるっていうのじゃウリにはならない程度?
そろそろ自分の力量じゃ添削が辛い。
もっと教養のある方に見てもらうことをおすすめします。
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Re: Re: 志望理由書の添削、一読お願いします。
ふひと
10/14 20:55
185字 
細かい指摘ありがとうございます。
学校でも国語の先生にみていただいたのですが、
その際には言われなかったことなども指摘していただき、
なるほど、と納得いたしました。
先生に頂いた意見と共に、もう一度推敲してみます。
ありがとうございました。
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Re: Re: Re: 志望理由書の添削、一読お願いします。
べすと
10/15 12:10
121字 
どういたしまして。
よかったら先生がどこを指摘なさったのか教えてくれない?
参考にしたいから。
まぁこれを直したら大体オッケーだと思うよ!
がんばれ〜
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Re: Re: Re: Re: 志望理由書の添削、一読お願いします。
ふひと
10/15 15:59
853字 
先生に直していただいた点は
P2L10 「人」というものやその生活…
(「人」というテーマが大きいので、他と並列すべきでない)
P4L6 文学コースで学んでいきたいと思い、志望しました
(二年次からのことであるから、学んでいきたいと思っています、だけの方がいい)
・P5P6P7の順番
P5 博覧強記→文化の継承という目標
P7 作家という夢→新たな文化の創造という目標
P6 図書館司書
といった流れのほうがいい
P6L4 読書や文学が好きな →読書が好きな
(読書は行為、文学は抽象的なもので並列すべきでない)
P8L1 文学、また他の文化も →文学などは
(他の文化とは具体的に何か、などと面接で突っ込まれたりするかも)
P8L4〜
・物質があふれる→物資があふれる、ものの豊かな
・物質以下の推敲
(何故ものがあふれる社会では文化や文学が重要なのかを簡潔に分かりやすく述べる。ものの豊かさに意識が向いて、文化などが疎かにされがちだから、とか)
・長い間以下
(ここも文化の継承と新たな創造という二つの柱でまとめるといい。)
…文化、…文学に触れ/引き継いで →継承
自らも参加 →創造、歴史への参加
と、大体このようなところを指摘されました。
ありがとうございます。
最後の仕上げ、頑張りたいと思います。