創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。
昨日13197 今日6596 合計43924
国語 読解 作文 質問の広場  新規投稿/ 編集(修正・削除) / 自己推薦文の書き方 / 旧質問の広場(読み専用)

この質問の広場は、新しく「質問の広場」に引っ越ししました。
新しい質問は、新しい質問の広場でお願いします。
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=7

【ひらがなで書く字】
 「…こと」「…とき」「…ところ」「…もの」「…とも」「…ため」「…まで」「…とおり」「…わけ」「…ほか」「…ゆえ」「…できる」「…していく」「…してください」「…にすぎない」「…になる」「…ようだ」「…ぐらい」「…だけ」「…ほど」などは、ひらがなで書いた方がいい字となっています。(昭和56年10月「事務次官等会議申合せ」の「公用文における漢字使用などについて」による)

 ただし、「事が事だから」というような場合は漢字です。また新聞などではスペースを省略する関係で「…時」などは漢字を使っているようです。

題名本文表示 |題名のみ表示 301?400 < 前 | 現在401?500番 | 次 > 501?600  (全1699件)  件     
題名 志望理由書の添削、一読お願いします。
名前 ふひと
時刻 2005-10-13 22:55:37
1600字の文学部日本文学科志望理由書です。
長いですが、一読した感想などでもよろしいので、添削していただけるとうれしいです。お時間のある方、よろしくお願いします。

 貴学の文学部日本文学科を志望するにあたり、私が文学に対して強い関心を持つに至った理由について述べます。
 第一に、私の読書好きの性格にあります。絵本から物語、小説、随筆、詩、と成長する中でも言葉の世界というものは常に私の生活に即していました。そんな中私が出会ったのが、面白いからと父が勧めてくれた織田作之助の本です。家にあった十冊ほどの著作の、ほとんどが昭和十年代から二十年代に版行された当時のもので、まず紙の質や仮名遣い、字体の古さなどに、時代背景の違いが思われ、それを現代の私が読むことに不思議な感覚を覚えました。そして内容に関しても、戦後の人々の生活の話などに、その小説が書かれた時代背景やそれに依った文化や思想、風潮の違いなどを感じました。またそれとは逆に、登場人物の心理が今とそう変わらないことなどにも、読んでいて興味を覚えました。それまでの読書はただ漠然と話を楽しむだけだったのですが、それをきっかけに、文学に触れることによって感じられる「人」というものやその生活、文化、歴史などに興味を覚えるようになり、さまざまな文学に触れてみたいと感じるようになりました。
 そして第二の理由として、自らの創り手としての経験があります。中学三年生の頃、心にある思いを言葉で表し始めたのをきっかけに、小説執筆や詩作に耽る様になり、高校二年生の頃には自らのホームページを立ち上げ、そこで創作物を発表するまでになりました。書くことを重ね、また人に見せる機会を得たことで、私は一層自分という存在と文学との距離を密接に感じる様になり、小説にとどまらず、文学全般に対してより強い関心を持ち、傾倒するようになりました。
 私が貴学の日本文学科を選んだ理由は、まずパンフレットに書いてあった、「文化という広い視野で日本の文学をとらえる」という一文がきっかけです。文学を学べる大学はたくさんありますが、中でも貴学の日本文学科は二年次から三コース制になっており、専攻目的が明確に区分されているため、自分の学びたい方向をより明確に学べるのではないかと感じました。文学コースでは児童文学や中国文学など、幅広く学べるという点に魅力を感じ、文学コースで学んでゆきたいと思い、志望しました。
 大学での目標は、文学を中心として日本の文化や歴史など、広範に学んでいくことです。また図書館やAVライブラリーなどを利用して、たくさんの本を読み、映画や音楽などの諸文化にも触れ、感受性を豊かにし、博覧強記の人を目指したいと思います。
 もう一つの目標が図書館司書の資格を取得することです。以前、新聞で特集の記事を読んだのですが、今日図書館のあり方は色々変わってきており、さまざまなサービスや取り組みをしているそうです。現代では活字離れや国語力の低下などの問題があり、読書や文学が好きな私にとっては、より多くの人に文学を楽しんでもらいたいという思いがあるため、将来はそのような取り組みに関わっていきたいと思いました。
 それとは別の夢として、作家として本を出す夢があります。そのため、高校時代には果たせなかった自作小説や詩の投稿などに力を入れたいと思います。幅広い知識や社会経験を身につけ、それらを活かして自分でも納得の行く作品を作りあげたいと思います。
 文学、また他の文化は、文明や科学技術を発展させるようなものではないかもしれませんが、人の心を支え、豊かにしていくものであると私は思います。物質があふれる近代社会の中にあってこそ、長い間営まれてきた文化、たくさんの人によって思いを託された文学に触れ、また自らも参加し、引き継いでゆくことが重要だと私は思います。その方法を模索する意味でも、大学では色々なことに挑戦してみたいと思います。