題名 | 「買いに行く」の方が多い |
名前 | 森川林 |
時刻 | 2008-03-19 13:03:54 |
昭和56年の「公用文における漢字使用等について」という文書で、ひらがなで書いた方がよい言葉の例が挙げられています。
その中に、 ==== 貸してあげる 見てみる 増えていく 寒くなってくる ==== などの例があります。 つまり、意味が弱いものはひらがなで書こうということです。 ですから、先生は、「買いにいく」も、そういうことでひらがな書きがよいと言ったのだと思います。 しかし、「買いに行く」の場合は、「行く」という意味がはっきりしているので、漢字で書く人の方が多いです。 どちらも間違いではありません。 言葉は日々変化しますから、今の言葉の趨勢で判断するとよいと思います。 グーグルで検索すると、「買いに行く」250万件、「買いにいく」50万件ですから、「買いに行く」の勝ちー(笑)。 でも、勝ち負けの世界ではありませんから(自分で書いといて^^;)、子供には、「確かに二つ重なった場合はひらがなで書く方が多いけど(先ほどの例)、どちらも間違いというわけではない」と話しておくとよいと思います。 子供は、正解を一つにしたがるので、正しい表記を説明するのは大変なのです。 どちらも正しい。しかし、よく使われている方がより正しい、ということです。 |