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森リンにカオス理論を応用
森川林
nane
58
(3243字)
 
世の中にあるさまざまな現象の中で、はっきりした関係があるわけではないのに、何となく関連がありそうなものがあります。
例えば、あくびの伝染。クラスの中で、ひとりがあくびをすると、必ずその周囲にあくびをしそうな人がいます。
歌もそうです。心の中で歌を口ずさんでいると、近くの人が同じ歌を歌いだすということはよく経験すると思います。
グリセリンは、かつて結晶しない物質でした。ところが、あるとき結晶したグリセリンが発見されてから、世界中のグリセリンが結晶するようになりました。
これらの現象をシンクロニシティと呼ぶ人もいます。場の形成という言い方で呼ぶ人もいます。
あくびや歌やグリセリンの中に、線形の関係があれば話は簡単です。例えば、あくびをするA君の近くにいるB君のあくび度は、気温に比例し距離の2乗に反比例するというような関係があれば、問題は解決します。これまでの科学の延長で考えると、たぶんそこにはまだ網羅されていない複雑な関数があるはずだということで話は終わっていたと思います。
しかし、自然の本当の姿はそうではなかったようです。あくびをするA君とB君の間に、まだ見つかっていないあくび関数(笑)があるのではなく、A君とB君を含む全体の何かが、二人のあくびを引き起こしていると考えられるようなのです。
都市の人口と順位の間には不思議な関係があります。人口をy軸に取り順位をx軸に取ると、yとxが反比例するグラフの線上に、東京、横浜、大阪、名古屋……と、順位どおりの都市がきれいに並ぶのです。日本の年間輸入額の順位も、同じように反比例するグラフの線上に、アメリカ、サウジアラビア、オーストラリア、インド……と順位どおりの国名がきれいに並びます。英語の文章における単語の出現頻度も、同じような反比例のグラフの上に、The、Of、And、To……と順位どおりの単語がきれいに並びます(ジップの法則)。
東京と横浜が話し合って、人口の調整をしているわけではありませんから、これは東京と横浜の間に何か関係があるのではなく、東京、横浜、その他すべての都市を含むより大きな何かがあって、その何かの結果が東京や横浜やその他の都市の人口になっていると考えられます。
この新しい学問分野は、カオス理論とか、1/fのゆらぎとか、複雑系の科学とか、非線形(ノンリニア)科学などと呼ばれています。学問の名前からしてカオスなので、まだはっきりした成果として出ているものはほとんどありません。しかし、このカオス的な発想を応用していくと、これまで複雑すぎてできなかったことが、かなりシンプルに処理できそうだということがわかってきました。
日本のロボット研究の第一人者である五味氏が開発する第5世代ロボットの発想もそうです。第5世代ロボットは、いくつかのシンプルな動作原理を作り、場面の変化に応じてそれぞれの原理が独自に動作を行い、その結果生じる場面の変化に対しても、それぞれの原理が独自に対応するという仕組みになっています。(たぶん^^;)
それまでのロボットは、障害物との距離、速度、角度、一定時間後の位置などをすべて計算してから動き出すという非実用的なものでした。これは、対象と行動の間に線形的な関数があり、その関数をすべて網羅して高速に計算すれば行動が処理できるという旧来の科学の延長にある考えでした。しかし、ある行動は必ず、場面を変化させます。場面の変化も盛り込んだ関数を作ることは、理屈の上ではできそうですが、生物の実際の行動はそのような原理で行われているのではありません。
アメリカの小論文自動採点ソフトe-raterの基本原理も、やはり、旧来の科学の延長にあるもののようです。上手な文章と測定する文章の間にある多数の関数をすべて網羅して高速に計算すれば、文章の評価ができるという考え方です。ニュートン力学が等身大の力学系では有効なように、この発想もある程度は有効です。しかし、この発想をつきつめて、正確なソフトを作ろうとすればするほど、複雑さは級数的に増加し、しかもある限界以上には正解にならないという結果になると思われます。
森リンは、カオス理論の考え方を応用して、文章のリズムの中に指数関数の関係があると仮説を立てました。
人間の言葉の音声の波形には、そのときの感情を反映するリズムがあります。楽しい感情で出すときの声には、同じ波形が繰り返される傾向があると言われています。たぶん、気持ちのいい感情のときには、結晶作用のように同じ方向を指向する力が働くのだと思います。この原理を利用して、音声による感情判断が既に実用化されています。
これを文章に当てはめて考えると、気分が乗っているときの文章はリズミカルではないかということが推測できます。そのリズム度を、指数関数で算出したものを文差分布としました。
森リンに作文を入れると、点数の中に文差分布の得点が出てきます。今のところ、文差分布が80点以上の作文は自然なリズムを持っており、90点以上の場合はかなりリズミカルであるという感じです。(感じというところが今ひとつですが^^;)
今後、更に、森リンのカオス化を進めていきたいと思っています。
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いまちょこっとみたんですけど
太郎
57
(164字)
 
いまちょこっとみたんですけど。森川林けっこう書き込みしているんですね。返事ください
のろいの書のことちょっと心が落ち着きました。もう少し落ち着いたら話せるかもしれません。みなさんの温かい心で元の心に戻れるかもしれません
●
ここに書き込んで良いのか分かりませんが・・・
来夢
uniru
55
(240字)
 
ここに書き込んで良いのか別の所に書き込んだ方が良かったのか分かりませんが、意見! があります。
私は「眼の休憩」のところを愛用(?)しているのですが、答が見つかりません。自分なりにはどんな文字が出てくるかは見えるのですが、本当にそれが正しいのかが気になります。
「眼の休憩」の答の部分がどうなっているか教えてください。
●
Re: ここに書き込んで良いのか分かりませんが・・・
太郎
56
(25字)
 
その答えは自分で探したほうが良いよ
●
眼の休憩の文字は
森川林
nane
59
(177字)
 
「眼の休憩」のページの文字は、全部で8種類ありますが、上から順に、「あ、さ、が、お、ひ、ま、わ、り」です。
それぞれのページで、同じ文字が上下に3つぐらい並ぶ形で書いてあります。
「わ」や「り」のところは、かなり難しいです。
●
ありがとうございます!
来夢
uniru
60
(18字)
 
ありがとうございました!
●
森リン1月の学年別ベストワン(中1〜社)
森川林
nane
51
(8790字)
 
中1の部 裸の自然 れもん 94点
「田舎は落ち着く」大都市で過ごす人なら誰もが一度は味わったことのある感情ではないだろうか。都会と田舎。この二つの違いは至るところに見受けられる。まず何と言っても便利さである。都会には有り余る程の店舗が建ち並び、豊富な品物が並べられている。不足な物があるときは、苦労をしなくても簡単に手に入れることができるのだ。しかし、その都会でも唯一手に入れられないもの、それが自然である。都会が発展する代償として知らず知らずのうちに姿を消してしまった自然が田舎には多く残されているのだ。人はそもそも、人間である前に一つの生物であるから、元はといえば、自然の中で生活するべきものなのだ。アスファルトとコンクリートで囲まれた世界では、必然的にストレスは溜まっていくのだろう。私は整備されすぎた環境よりも、なじみやすい人間らしい世界を大切にすべきだと思う。
その第一の理由は、落ち着くことができるからだ。私はよくテレビで世界中の億万長者の人々の家などを見たことがある。その人たちの家は外見から中身まで全てが煌びやかで宝石のように輝いていた。汚れている場所を見つけるほうが困難な程にまで整備された家は感激して驚く反面、本当にこれは家として成り立っているのか、という疑問が沸いたことも確かだ。屋外プールなど、確かに形式的な癒しの空間は作られているかもしれない。しかし、それは全て人工的なものであり、人の心以上の癒しは求められない。人間の着飾った表面の部分のみしか受け入れられないような場所よりも、人間をはるかに超えた存在である自然に囲まれ、全てを包んでくれる空間のほうが必要以上の疲労も溜まらず、より人間らしく生きることができるのではないか。
第二の理由は、自分自身の本音や真の姿を知ることができるからだ。年間の日本からの海外旅行者数が1500万人を突破したことからも分かるように、人は常に繰り返しの日常は好まない。人は毎日の生活の変化から生じる心情の移り変わりの中で、自らの精髄を探し求める生き物なのだ。例えば同じ話題を話すにしても、密室の灰色の部屋で話すよりも、窓から景色を一望できる眺めの良い部屋で話したほうが話しが弾むだろう。また、高級レストランに行くのに私服では行きづらいように、どうしても気品溢れる雰囲気だと外見と同時に、心まで着飾ってしまう。やはり、圧迫感の無い自然な状態でいるときこそ、本来の自分自身と向きあうことが可能なのだ。
確かに、世界中が泥臭さの漂う空間であったら、それはそれで人間の美的感覚が許さないであろう。しかし、人の心の安らぐ場があまりにも減少しすぎた現在、心の余裕、ゆとりを取り戻すことのできる変に緊張しない世界を創ることも大切なのではないだろうか。それによって少なからず、犯罪数の低下などにも繋がると思う。「家とは、外から見るためのものではなく、中に住むためのものである。」という名言もあるように、外見が綺麗なことは気持ちが良いことかもしれない。しかし、家を鑑賞品のように、内側も外側も完璧に隙の無いように造り上げてしまうと、住人に大きなしっぺ返しがくる。休息の場所、活動の空間、この二つのメリハリをしっかり付けることによって常に最高の自分を楽しむことができる。生活において、人間の必要以上のプライドを捨てることができたとき、田舎ののどかな風景のような、程好いゆとりを持った広い心を取り戻すことができるだろう。
中2の部 あなたは明日死んでも悔いはないだろうか 將 100点
「俺お年玉7万円貰った。」
今年初めての部活動で、友達同士お互いのお年玉の合計金額を聞き合っていた。多い人は7万円から少ない人は2万円まで千差万別だった。確かにお金が多いことには素直に嬉しいしそれに越したことはない。しかしそれが本当の幸福に直結していると勘違いしている人はいないだろうか。「かねが人生のすべてではないが有れば便利 無いと不便です 便利のほうがいいなあ」これは相田みつをさんの作品だが、僕もこれに共感した。お金とはそれが有ることによって幸せになる可能性が開けていく、いわば打ち出の小槌のようなものだ。幸せの扉を開く物ではない。しかし時としてお金は虚しく、人に悪影響を及ぼす時がある。
確かにお金があると、物質的な豊かさを感じることができる。経済的に家系が豊かだと新しく便利な物が手には入り、また海外やテーマパーク、観光地などへ家族で出かけ一生の思い出を創ったり、貴重な体験をしたりすることができる。僕は以前、中国は日本に劣って豊かではないと思い込んでいた。実際に瀬戸市の国際交流で現地へ行ってみると、木や電柱が倒れていたり、コンクリートの道路に砂の山ができていたり、道路が穴だらけだったりと、とても驚いた。そして一番驚嘆したことは、観光名所になっている敷地内に平気で果物の皮などを捨てることだ。ところが僕のホームステイ先の家は、シャンデリア2つ付きの五階建てだったのだ。それに、ドライバーさんや家事のお手伝いの女中さんがいて僕にしてみればまるでお城に来てしまったかと思った(笑)。確かにそこの家は数多くの利点があり、住みやすく皆の憧れなのかもしれない。けれども家事や、身の回りのことをすべて女中の方にお願いしていては、子供の学びの場が剥奪され、立派な大人として自立しにくいだろう。金遣いも荒くなるだろう。将来も大豪邸で、またお手伝いさんを雇えば話は別だが、もし地震等の災害が起こって財産がなくなってしまったとき、立派な一人の人として、幸せに暮らせるのだろうか。お金は、時として姿を変える。
こころが満たされていれば人生が豊かだという意見もある。お金で買えない経験を積み、他人には真似できない自分だけの花を咲かせることはすばらしいことである。こころが充実していればその場の雰囲気も自ずと良くなり、人生が楽しくなる。したがってその中で、自分の趣味を見つけることはいいかもしれない。僕は今野球に熱中しているが、そこでいろいろなことを学んできた。仲間意識、厳しい練習、キャプテンとしての苦労・・・いろいろなハードルがあったが、そんな下積みの成果が出て優勝した時は言葉で表すことのできない達成感が芽生えるのである。一回戦から一番の優勝候補と当たり、思いがけないアクシデントが有り、決勝戦も延長戦後の特別ルールの末勝った。たった市内での優勝だが、部員全員が意気投合し、盛り上がった結果頑丈なチームワークを作り上げることができた。このときの僕の心は幸福で満ち溢れ、まるで昔話の「幸福の王子」の心にひけをとらないほどだったと思う。この思い出は、一生の財産だ。
確かに物質的に豊かなことも、こころが豊かなことも大切だ。しかし一番大切なことは、「ライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くす」という諺のように、その一瞬一瞬を大切に、一生懸命に生きることではないだろうか。<<主題>>僕はこれから、明日死んでも悔いが残らないように、自分自身と地球に住むすべての生き物のために生きたい。
中3の部 自然をコントロールなんて…… Auror 92点
土を耕す仕事は自然と調和した行為と一般では思われているが決してそうではない。恣意的、と言って曖昧なら、人間が自然を自分の都合のよい方向に捻じ曲げる行為、と言ったら言い過ぎだろうか。まず、野菜という概念からして人工的なものである。食用になる野草山菜のうち、人の管理下での植栽が可能なものが「ベジタブル」と呼ばれる。そして品種の「改良」という名のもとに、人間は植物の姿かたちさえも自分たちの望むとおりに変えてきた。根がたべたければ、根を太くしてみたり、茎が固いと思えば、茎を柔らかくする。人は自然を自分たちのコントロール化に置いたような気分になるのである。実際には、まったく、自然を手なずけるどころか、自然の大きな力に翻弄されるばかりである。僕は自然をあなどらず、謙虚な気持ちを忘れずに生きてゆきたい。
そのための第一の方法は、自然の恐ろしさを再認識することである。近年、世界各地では異常気象といわれる現象が多発している。昨年、日本には台風が十個も上陸した。その台風によって、各地の河川が氾濫し、町全体が水浸しになっている映像などを何度もテレビで見た。その次は新潟で地震が発生した。この地震では、おおきな揺れが三回も起こっていた。このとき、なんだか災害の多い年だなと思っていた。そして、年末に海外ですさまじい事が起きた。スマトラの沖での地震である。僕はこの地震のあった日の朝刊に目を向けたと同時に自分の目を疑った。朝刊の一面には、町が津波によって水浸し、というよりも津波に飲み込まれた様子が写っていたからだ。まるで、家や車が汚い水のプールで泳いでいるような写真だったと思う。その後、日を追うごとに被害の全容がどんどんと明らかになってきた。十数万人の命が一瞬にして奪われていた。日本人の方でも、この津波の犠牲になっている方がおられる。また、米航空宇宙局によるとこの地震の影響で、自転速度がわずかに速まり、一日の長さがかすかに短くなったらしい。そして、この地震はまた、地球の形にも変化をもたらし、地球の形がより球形に近づいたらしい。
今年は阪神淡路大震災からちょうど十年の年である。あのとき、僕は五歳だった。実は、揺れていたときはグゥグゥと眠っていて、その後母親の「地震や!」という叫び声で目を覚ました。あのときの地震のテレビの映像で、今でも思い出すのは火災が発生していて、いろんなところがゴォゴォと炎を上げていたことだけである。あの大震災から、十年という節目を迎える僕たちは、自然の恐ろしさを再認識する必要があると思う。(体験)
また第二の方法は、子供の頃から自然に親しんでおくことである。テレビゲームなどがなかった時代の子供たちは、いつでも外に遊んでいたので、今の大人の人でも、自然になれている人は多いと思う。だが、そのゲームの発達によって、外で遊び自然と触れ合う時間がなくなっているのは事実だと思う。有名な「ファーブル昆虫記」を書いたファーブルさんは、子供の頃に自然に強い関心をもっていたらしい。やはり、小さいときから親しんでおくことは、とても大切である。今では「ファーブル検定」というのも行われているのである。(伝記)
確かに、今は自然よりコンピュータなどの方が役に立つし、必要なものである。コンピュータによって、自然の脅威を退けることもできる。だが、絶対に自然をあなどってはいけない。「未来を予測する最も確実な方法は、未来を創造することである」という名言があるが、自然を予測することは仮にできても、その自然を人間の手によってコントロールすることは不可能である。僕も自然の力を甘く見ていた部分があったと思う。だが、今回のスマトラ沖の地震では本当に驚いている。だから、自然をあなどらず謙虚な気持ちを忘れずに生きてゆきたい。
高校生以上の部 ルフィ 103点
独裁。辞書的な意味は、「一人の考えで物事を決めること。特に、特定の個人または階級が全権力を握って支配すること(岩波国語辞典)」とある。しかし、私達がその言葉を聞いて思い浮かべるのは、ドイツのアドルフ=ヒットラー、日本における軍部の台頭、そしてなんと言ってもお隣北朝鮮の将軍様、であろう。そもそもこの「独裁」という言葉が私達に与える悪いイメージは、全て先に挙げた独裁政治から来ているように思える。この独裁政治というものは、社会情勢が不安定なときなどに見られ、カリスマ性をもったリーダーを元首と定め、能率のよい政治(何かを決める際いちいち審議を通さない等)を進めていくものである。だが、たとえどんなに効率がよいとしてもいつかは人民の氾濫を買うことになり、滅びる運命である。だからこそ、私は独裁よりも民主主義を支持し、それにしたがって審議を進めるべきである。
そのためには、話し合いのなどのプロセスを面倒と思わないことだ。例えば、私の学校では毎年文化祭で各クラス演劇をするのだが、去年の6月ごろ、その題目について話し合いがあった。散々揉めて、とんでもない意見も出てきたりして(ex.ウォーターボーイズ クラスにプールを作ればいいとか)会合はまさにカオスと化していたのだが、委員の踏ん張りによって何とか大多数の納得のいくものに落ち着いた。結果、私達のクラスは(多少の内紛はあったが)皆が行事に対して真剣に取り組み、当日は大成功を収めたのである。ここで思い返すと、もしあのときの話し合いで、委員が半強制的に「これ!」と決めてしまっていたとすれば、その後の頑張りはなかったように思える。当時委員が題目決定の締め切りを過ぎようがなんだろうがお構いなく、粘り強くクラス中の意見を聞き入れていたからこその成功だったのだ。まぁ、その間に彼らから愚痴を聞かされ続けた私の影の功労も見落とせないが(笑)
また、政治的な面から捉えれば野党の勢力が与党と拮抗していることが大切である。これは、先にも挙げた戦中の軍部の台頭からも窺える。1930年代、五・一五事件をきっかけに軍部は政党内閣を瓦解させ、一気に独裁政治を確立していった。この時、世間には彼らの政治が間違った方針を示していることに気づいている人々もたくさんいた。だが、それを顕に口に出して言えるものはなかった。言えば殺されるからだ。このため、軍部は暴走を続け、ファシズムが躍進し、第二次世界大戦にいたったのである。現在ではこの反省を生かして大臣文民制(だったっけ?)がとられているのだが、私はこの軍部の台頭のもう一つの原因として、対抗勢力が武力の前に屈してしまったというものもあると思う。確かに当時の状況なんて、私には想像すら出来ないほどのものである。だが、本当に国のことを思って政治家になったのならば、最期まで責任を果たすべきだと少し思った。
確かに独裁政治に比べ、民主政治は手間もお金もかかるものである。だが、それらでは変えない総意という価値があるのだから、決して放棄してはいけないものだ。「民衆の総意が多少の障害に討ち負けてしまうほどの安価なものであってはならない」のだから。
●
森リン1月の学年別ベスト1(小3〜小6)
森川林
nane
50
(7425字)
 
小3までの部 しおりちゃんと遊んだよ オーロラ 63点
「何をして遊ぼうか。」
今日は私の家にしおりちゃんが遊びにくるのです。そして今、二人で学校から帰りながら、何をして遊ぼうかまよっているのです。
でも家に着いてまず楽しみなのはおやつです。その日のおやつはポテトチップスとジャガリコのサラダとポッキーでした。2日前にしおりちゃんと遊ぶときめてから、お母さんにたのんでおいたのです。私たちは喜んでおかしをほおばりました。おなかがすいていたから、すぐにほとんど食べてしまいました。
そしていよいよ遊びです。最初は、しおりちゃんの新しい携帯でフレーム写真をとって遊びました。私は、少し前に、その新しい携帯を見てから、そうやって遊びたくてたまらなかったのです。「おでんやさん」や「ニュース」やほかにもたくさんのフレームがあって、私たちは変な写真をいっぱいとりました。
それにあきたら、今度はサーカスごっこをしました。まずやったのは、ねこのぬいぐるみの足になわとびをまきつけて遊んだものです。ルールは、なわとびのまきつけていない方を持つ人と、ぬいぐるみを持つ人との二手に分かれて、どっちか一つを一人が持って、自分の持っているものを相手に投げます。同時に、
「せーの」
と言って、ねことなわとびを落とさないように投げるのだけれど、私たちは
「キャハハハハ!」
と笑ってしまって、なかなかうまくできませんでした。
次にサーカスごっこで遊んだ物は、暗い所で光るのびたりちぢんだりする、丸いつつのようなおもちゃです。私たちはそれをへやのはしからはしまでのばして、一人ずつはじを持って、電気をけしてリカちゃん人形を準備しました。さらに、とうめい人間のお客さんに向かって元気に
「これからこのリカちゃんをこの穴に通します!」
と、通すふりをして、そののばしたおもちゃの先にいるしおりちゃんに、そっとパスします。するとしおりちゃんは、すばやくキャッチして、リカちゃん人形を自分の手元のあなにしまいます。そうすると、まるで、リカちゃんが穴の中をうまく通りぬけてきたように見えるのです。
「はい、見事に通りぬけました! みなさん、拍手をお願いしまーす!」
などと言ってもりあがりました。
学校が終わってから遊ぶのは、今日が今年はじめてでした。すごく楽しくてうれしくて、私たちは笑ってばかりいました。やっぱり、しおりちゃんと遊ぶのは楽しいな。今度遊ぶときは、もっとおもしろいことを考えて、笑いころげるぞー!
小4の部 ある日の帰り道 ガンダム 77点
「あ、お兄ちゃん。お待たせ。」
と、掃除当番の僕が、待ち合わせをしていた学校の前庭までかけつけた。
お兄ちゃんは、僕が掃除当番の時でも、毎日学校の前庭で、掃除が終わるまで待っていてくれる。とても優しいお兄ちゃんである。
しかし、今はあと数日で入試なので、僕なんか待たずに、さっさと帰ってしまう。だから、この話は、少しだけ過去の出来事だ。
その日、ふと上を見上げると、空模様がとても怪しかった。今にも雨が降り出しそうだ。まぁ、そんな事は、気にしないでいいや。と、思い校門を出て行った。しかし、思った通り、校門からしばらく歩いたら、ポツポツと雨が降り出してきた。幸いまだ小雨だった。二人とも傘を持っていなかったが、学校に近かったので、傘を取りに戻ろうとした。学校には置き傘があるのである。しかし、お兄ちゃんは、僕の前に立ち、
「面倒くさいから、取りに行かなくていいよ。」
と言い、僕が学校に傘を取りに行くのを止めたのだ。そして、強引に連れ去られた。しかしそれは、不正解であった。
途中から、あたりは、ますます暗くなり、大つぶの雨が降り出した。矢のように突き刺す雨に、目のまわりが痛かった。突然の大雨に二人とも、まるで後ろから包丁を持ったヤマンバに追いかけられているかのように超特急で家まで走った。息が切れた頃、気がつくと、頭はずぶぬれ、身体は服を通して雨がしみ込み、冷たくて寒くて、とても気持ちが悪かった。家に入って鏡を見ると、まるで頭からバケツ一杯分の水をかぶったようにぐしゃぐしゃの僕たちが映っていた。その上、ランドセルのすき間から、雨が入ったらしく、中の教科書などもぬれていた。制服、教科書、ノートなどを乾かさなくてはいけないし、お母さんには叱られるし、さんざんな一日になってしまった。
こんなに被害を受け、大変な思いをしたのだから、空模様が怪しい時は、最初から傘を持っておくんだなぁとつくづく思った。この経験以来、二度と同じ事はやっていない。帰りに、雨になりそうな時は、ちゃんと置き傘を持ってから、校門を出ている。
今日は、晴天。学校の近くの公園には、もう梅の木に花が咲き始めている。そして、あともう少しで、お兄ちゃんの受験も終わる。また、楽しい会話をしながら、一緒に愉快に帰りたい。
僕は、雲ひとつない青空を見上げた。まだ冬とは思えないほどの日差しである。常緑樹もキラキラ輝いている。その中を僕は一人で家に向かっている。
小5の部 今日の社会見学 ウサリン 78点
わたしの学校の5年生たちは、今日の、1時間目から5時間目まで日産キャリアを見学しに行った。そのとき、ビックリしたこと、工夫していること、色々あったのでいくつか挙げてみる。
日産キャリアは、アムステルダムにある。わたしが通っている日本人学校から、バスに乗って約20分。とても近いところだ。
まず、ビックリしたこと。
わたしは、最初に車が船から出ているところを見た。船と港は鉄で出来た橋でつながられている。それを持ち上げているの、ロープを何十にもした太いロープ。わたしは、慎重に、慎重にそこを通ってみた。だが、ビクともしなかった。だから、わたしは「なんだ、大丈夫じゃ〜ん!」と思いながら、でも下を見て歩いていった。すると、そこにはなんとすき間が・・・・。その間に見えるのは海・・・・。とても恐かった。
また、わたしは次に2階、3階へと上がるために、階段を上ることにした。でも、エレベーターはある。では、なぜそれを使わないのだろうか?正解はとても狭いからだ。先生は見学に行く前にこのように教えてくれた。
「貨物船は、人を運ぶためではなく、荷物を運ぶための船。だから、乗りやすいように工夫されていないですよ。だから、1回に4〜5人しか乗れません。だから、上へ行くだけでも何十分もかかります。」
と。見てみると、本当に狭かった。マンションやホテルなどにある普通のエレベーターの半分ほどしかなかった。また、高さもとても低く、背の高いオランダ人はちょっとだけ足を曲げないと中に入ることが出来なかった。このような理由で階段にしようと決めたのだ。
実際に、マンションでいう約10階のところまで行ってみた。この高さはわたしが前住んでいたマンションの見晴らしに似ている。なぜなら、7階に住んでいたからだ。だから、ベランダから見ているようだった。でも、そこらには自動車や工場があったので全然景色は違う。
最後は、騒音の多さだ。エンジンルームに行ったとき、とてもうるさかった。お湯がわけたときに似ている音だった。そして、その隣にあるエンジン室の管理をする部屋に電話がなったとき、とてもビックリした。なぜなら、ふつうの家庭にある電話はトゥルルルル・・・・・となるはずなのに、非常ベルの音のようだったから。しかもそのとき非常ベルの話をしていたので「えっ!? まさか・・・。」と思った。そのあと、船員の方が教えてくれた。船の中は騒音だらけなので、これくらい大きくないと聞こえないと。
次は、工夫していること。
それは、デッキだ。デッキは今回のメイン。車を入れるところだ。そして、船の中では揺れるときに車と車がぶつかり合って、傷つかないのか?という疑問があった。だから聞いてみることにした。すると、床にあいている穴に4ヶ所ひもをひっかけて、固定していると教えてくれた。でも、もしものためにスポンジ、ラップなどが付いていた。日産キャリアの人たちは、少しでも傷つかないように、色々工夫していることがわかった。
今日はとても勉強になった。わたしたちのためにパンフレット・資料も準備してくれた。明日、お礼状を書く。だから、感謝の気持ちを込めて書きたい。
小6の部 人生浪漫鉄道 東海道のてっちゃん 芳本卓也 85点
「出発進行!!」僕の鉄道マニアとしての本格的スタートは、1998年のことだった。
JR東海道線の沿線に住んでいたことから、以前から鉄道に対する興味はあったのだが、故郷である新潟に里帰りしていたときのこと。
僕は、信濃川の関屋分水に向けて自転車の車輪を回していた。信濃川と関屋分水路の分かれ目の地点がせまったころ、ふと新潟交通東関屋駅に人が集まっているのを見かけた。何事かと思い急いで駅の裏に向かうと、それは長い行列がバス車庫を占領しているではないか。どうやら、廃止された新潟交通の鉄道部品即売会が行われているようだ。僕は、父と一緒に行列にならんだ。自分の番が来ると、だいぶ客が減ってきたようでゆっくり見ることができた。売り場になっていたホームには、つり革や圧力計、ワイパー、ヘッドライト、テールライト、パンタグラフ、座席、スピードメーターなどの部品が山積みになっていた。僕は、黄色のかごに、ワイパー、スピードメーター、つり革を入れるとさっさとレジスターへ向かった。祖母の家に部品を持ち込むと、早速手入れをした。
あれから6年、僕は受験を間近にした受験生。そんな中、僕は東急ハンズで鉄道部品即売会が行われていると聞き、早速足を運んでみた。そこには、国鉄時代からの廃車の部品が並び、行先表示板、ヘッドライト、運転台機器、つり革、ヘッドマーク、SLナンバープレート、なんと電車のドアまでも売っているのである。僕は、圧力計や運転台機器、つり革を買った。ただ、どうも新潟交通の部品とは感じが違うのである。マニアックな話になって申し訳ないが、新潟交通の部品は、重みがあり、なおかつ鉄道独特のにおいがするのである。国鉄の部品は、どうもつくりが簡単である。でも、まるで金箔でも貼ったかのように金色に光る圧力計、光にかざすと輝きを増す運転台機器を見ると、どうも魅せられてしまうのである。
さてさて、てっちゃんの話はこれくらいにして別の視野からこの部品についても見てみよう。そもそも、僕が鉄道に興味を持ち始めたのは今から10年近く前のことである。当初、駅のKIOSKで売っている玩具の東北新幹線から始まった。ものごころがつくようになり、電車の形式を覚え始めると、機関銃のように喋るようになった。しばらくすると、父がNゲージ(レール幅が9?の鉄道模型の名称)のレールを買ってきた。昔から持っていた玩具をその上にのせて遊び始めたのが4歳くらいだっただろうか。5歳になり、Nゲージの車両を買って遊ぶようになりてっちゃんの道を歩むきっかけとなった。
僕は今中学受験を数週間後に控えている。4年生から塾へ行き始めた僕は、塾の先生に怒鳴られ、長い長い勉強時間という苦痛に耐えてきた僕の支えとなっていたのが、鉄道だった。
塾が終わって家に帰ると、模型をいじり、暇が出来ると部品をいじったり模型屋へ行ったり・・・。今思うと、鉄道がなかったら(鉄道に興味がなかったら)きっと受験戦争に乗り切れなかったと思う。僕が宝物にしている鉄道部品。人間、このように、「これは僕のもの」というような物や、「きれい」だとか、「かっこいい」というようなものがあると落ち着くのかもしれないし安心できるのかもしれない(包丁とかナイフを見て安心するのはちょっと恐ろしいが・・・)。これからさきいの長い人生の中で、きっといろいろな趣味を見つけ、いろいろな物を見て、いろいろな感情を抱くことであろう。
さあ、各駅停車の僕の人生は出発したばかり。次の駅に向けて「出発進行!!」
●
モグラ
れな
49
(1483字)
 
ある日、モグラのモグレは地上の世界にいってみることにしました。モグレは、ずっとしてみたかった旅というものに出ることにしたのです。なぜかと言うとモグラのすんでいる村に、あまりにも
太陽の光があたり過ぎて、作物が育たなくなったからです。
そこで、太陽の神様に、「太陽の光をあまり当てないでください」
とお願いする事になったのです。しかし、太陽とは熱いので近ずくと
焼け死んでしまいます。そこで、勇気のあるモグレが旅に出ることになった
のです。
モグレは、自分の巣から出ると太陽の方に向かって歩き始めました。
旅は厳しいものとなりました。今日は旅に出かけてから三日が過ぎていました。
太陽は、モグレを「これでもかこれでもか」と照り付けます。
ついにモグレは太陽の光に負けて倒れてしまいました。モグレの眼がだんだん下がってきます。そして次には、もぐれは深い深い夢の中と落ちていったのです。
モグレは、不思議な夢の中にいました。しかし、モグレは夢だと知らず
また、旅に出たのです。モグレは確かに不思議には思ってました。なん
せ地面が太陽のようにぎらぎらと光っているのです。モグレは、ついに
座って考え始めました。一体なぜこんなところにきたのだろう?
すると、頭の上から声がしました。モグレは顔をあげました。そこには、光に包まれている男の人が立ってました。
「もしや、あなた様はひょっとしたら太陽の神様でございますか。」
「あぁ、そうじゃ。わしは太陽の神じゃ。そなたは勇気あるものと見た。
お前の願いを聞き入れよう」
「では、お願いです。僕の村にあまり太陽の光を当てないでください。どうか
あるときはてらしある時はあめをふらしたほしいのです。」
「ほほう。その願いしかと聞き入れたぞ。」
モグレは、気がつくと村の広場に立っていました。村の人々がいきなり現れたモグレを見てビックリしています。
それからというもの、そも村は、ある時は強く太陽に照らされ、ある時は雨を振りました。こうして村の作物はぶじにそだちました。それ以来、モグレは勇者としてたたえられたのです。
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Re: モグラ
ルリリ
etito
128
(76字)
 
なんか、よくわかりませんが・・・。
いいお話ですね。
あなたが作ったんですか?
本をみたんですか?
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森リン解説
森川林
nane
48
(5222字)
 
森リン12月のベスト5で、それぞれの学年ベスト1は、小3以下の部オーロラさん、小4の部ガンダムさん、小5の部脩さん、小6の部電気工事のおっさん芳本卓也さん、中1の部シーラカンスさん、中2の部ミュウさん、中3の部プーさん、高校生の部カノンさん、でした。
オーロラさん(小3)の「ハッピークリスマスコンサート」の一文です。
たとえを上手に使い、ユーモアの感じられる楽しい場面を思い出して書きました。
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練習のとき、よく先生から
「肩をおろして。」
と注意されたのですが、このおどりの衣装のそでは、まるで風船みたいにふっくらしていたので、肩が上がっているかどうかわかりませんでした。(笑)
「眠り」のコーダで、最後はステージに全員が出てきておしまいです。リハーサルのときなかなかうまくいかなかった小さい子たちも急いで出てきて、きれいにならんでポーズを決めました。私はホッとしてうれしくなりました。うれしい気持ちのまま、にこにこしておじぎをしました。
====
ガンダムさん(小4)の「勝ちあり負けあり逆転あり」の一部です。
時間にしたらわずか数秒の場面をくわしく書いて盛り上げています。文章力を感じさせる作文です。
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以前、こんなことがあった。皆がヒットを打って、満塁の時、打順が僕に回ってきた。打席に立ちテニスラケットを持って、ボールが来るのを待ちかまえた。ピッチャーがボールを投げ、僕のところに飛んで来た。と、その瞬間、「スパーン。」と、いい音が鳴り、ボールは、ふっ飛んでいった。ホームランにはならなかったが、左中間を抜け、外野を抜け、すごい速さでボールは転がっていった。一塁を回り、そして二塁、三塁と回った。相手のチームはやっとボールを取ると素早く返却してきた。ボールは迫っていたが、僕はホームベースに向かって思い切って猛スピードで走った。すると、ボールとホームにほぼ同時に着いた。
僕は息を飲んだ。すると、ホームを守っていた子がボールを落として、エラーになったので、結果はセーフ!十三点差をつけて勝ったのである。野球を始めて以来こんなに嬉しいのは初めてだった。まるで、胴上げをされているかのように、心は嬉しくて、はちきれそうであった。
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脩さん(小5)の「「これまでの人の観察や」の感想文」の一部です。
自分の読書の体験を、課題文のテーマに結びつけて、具体的に書いています。
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ぼくが、今までに二度も読んだおもしろい本は“Wishing Chair”というアドヴェンチャーの物語だ。現実には出来ないけれども、この本の中では、いすが空を飛んで自分の行きたい所へ連れていってくれる。マジシャンのチンキーは、特別な絵の具をぬって物を透明にしたり、自分を小人にして、ねずみの住家に友達を助けに行ったりした。読んでいるうちに、ぼくがまるで主人公のチンキーになったように、飛べるいすに乗ってぼう険をしているような気になった。一度読み終えてしばらくたってから、また急にこの本を思い出して読みたくなった。二度目はすでにストーリーが分かっていたので、最初の時よりは、こうふんできなかったけれども、前に見逃した他のおもしろい所をたくさん見つけた。
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電気工事のおっさん芳本卓也さん(小6)の「僕の中には何があるんですかぁ。」の書き出しの部分と結びの部分です。
書き出しと結びを対応させながら、大きいテーマをしっかり考えてまとめています。
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僕の中には何がある・・・。小学校三年生のある日ふと考えた。僕ってどんな資質があるのだろう。答えはすぐには見つからなかった。
(中略)
三年前、僕にはどのような才能・資質があるのかという問題に、やっと今解答が出せた。
そう、ぼくはこの問題の解答用紙に今、答えを書き込んだのである。でも僕はこれは10問あるうちの1問であると思う。きっと僕にはまだまだ別の才能があるはずである。
この残りの9問の答えを解答用紙に書き込むのは、これから先の人生、というのは中学、高校、大学や会社勤めの中でゆっくりゆっくりと書き込んでいくものであると思う。
この問題の試験時間は僕の生涯の幕を下ろすまで。この問題の答えを、解答用紙に書き忘れないように、つまり自分が持っている才能に気付かなかったりしないように、これから先の長い長い人生を過ごして行きたいと思う。
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シーラカンスさん(中1)の「行列本来のよさ」の一部です。
社会実例をうまく使って、語彙を豊富に書いています。
一つの文に一つか二つ読点を入れておきましょう。読点の打ち方は、ここを参考に。↓
http://www.mori7.net/mori/20021101.html#1433
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その理由は第二にルールを守らないと混乱が起こるからだ。データとしてはテーマパークで有名な東京ディズニーランド・シーの合計入場者数が3億人をこえるという実例だ。ここは場内の管理がしっかりしていてその時間帯に一枚だけ取れるファストパスというものがあって無料でもらえる。また辺りを見まわしてもゴミが落ちていることなんてめったにない。子どもは行列で長い間待ち続けることを嫌う。そこでアトラクションを増やしたり、一ゲームを短くする工夫をしている。
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ミュウさん(中2)の「断ること」の一部です。
断ることが苦手な日本人という話を、昔話を引用してユニークにまとめています。
「……惜別し、断れなかった」は、日本語の文としてやや不自然か。しかし、難しい語彙を使おうとしたところはよく努力しています。
点数が高いので、更に高度な注文をつけると(笑)、「……のである。……のである。」と同じ文末が続くところはもう一工夫。
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日本昔話に「浦島太郎」という物語がある。彼は、海亀を助けて竜宮城に行き、贅沢な持て成しを受けた。しかし、竜宮城の皆が親切にするため、惜別し、断れなかった。長時間過ごすつもりはなかったものの、数十年過ごしてしまったのである。玉手箱を貰おうなんて思わなかったが、城内の者を悲しめたく、そして、残念にさせたくないと思ったから、結局は受け取ってしまったのである。この物語には、日本昔話だけあり、日本人的なことが描かれている。
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プーさん(中3)の「言葉を大切にすることは」の一部です。
社会実例を具体的なデータを入れて引用しています。引用の仕方の理想は、自分が本などを読んでよく知っているものを噛み砕いて使うことです。ヒットラーの伝記では読みたくないでしょうから(笑)、同時代の「アンネの日記」などを読んで生かしていくといいでしょう。
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そのための方法としては第二に異なる文化の言葉も尊重していくべきだ。ヒットラーと言う一人の人物がいる。その人の伝記を見るとこう書いてあった。1889年4月20日、オーストリアBraunau Am Inn(ドイツババリア地方との国境付近) という小村に生まれた。そして佳あれは反ユダヤ主義者となりドイツを動かしていった。ユダヤ人の文化を尊重せずに大量に虐殺をしてしまった。
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カノンさん(高2)の「流転の時代に」の一部です。
特許という社会的な話を、微生物という自然科学の分野の実例にあてはめてうまく説明しています。
森リンの採点によると、文の長さの平均が46字で、20字以下の文が一つだけとなっています。短い文をところどころに入れ、文の長短の変化を出していくと更にリズミカルな文章になると思います。
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また江戸時代の享保六年(一七二一年)には、新たに物を作り出すことを禁止した「新規御法度」なども出され、新技術を拒否する動きが見られた。ここにきて日本は産業面で大きく飛躍したが、まだどこか鎖国時代のように、変化は悪だといった消極的な考えがあるように思われる。
……(中略)……
微生物は何万年も前から進化もせず、単細胞のままで生存し続けている。なぜ、微生物が進化しないのかと聞けば、それは生きていく上で進化する必要がないからである。生物とは基本的に進化しないのが普通であって、進化する生物は周囲の環境などに適応しないと感じるから、変わっていこうとするのである。この定義は人間にもぴったり当てはまっているように感じられる。
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港南台教室で、作文検定1月30日(日)午前9:30〜10:45
森川林
nane
46
(750字)
 
日本語作文小論文検定協会では、1月に全国で作文検定(日本語作文小論文検定)を実施します。まだ団体受験を行う学校や塾が少ないので、お近くで受検する機会のない人もいるかもしれません。これからだんだん個人受検の会場提携校を増やしていく予定ですので、しばらくお待ちください。
通信による個人受検は、公平性が確保される技術的条件が整ってから実施する予定です。
言葉の森の港南台教室では、1月30日(日)午前9:30〜10:45に1月検定を実施します。近辺にお住まいの方で、1月検定に参加を希望される方は、お電話又はホームページでお申し込みください。
http://www.mori7.info/kojinn
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採点したところ
すーぷ
45
(218字)
 
自動採点森リンで志望理由書の採点をしてみましたところ、
総合54点で可能性98点と出ました。
その中で、強力語彙63点6個とあったのですが、
この文章を可能性の点数に近づけるには強力語彙の個数を増やしたらいいのでしょうか。
重量語彙110点97種
素材語彙94点162種 でした。
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素材語彙94点は高得点
森川林
nane
47
(507字)
 
志望理由書は、たぶん敬体で書いてあり、内容もどちらかと言えば手紙に近いものなので、論説文の評価を中心としている森リンでは、点数が低めに出ます。
特に、強力語彙は、文章の論理的・思考的な語彙を集計しているものですから、志望理由書の場合は、この点数が少なくても特に大きな問題があるわけではありません。しかし、文章の論理的なつながりがわかるように、接続語などを補助的に使うと点数は高くなると思います。
素材語彙が94点というのは立派です。語彙力が豊富なのだと思います。
しかし、重量語彙が110点というのは、文章がやや重い感じがします。難しい語彙を少なくするか、内容に身近な実例などを入れて柔らかくしていくといいのではないかと思います。
以上、あくまでも推測で。
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自動採点森リンについて
雪
42
(61字)
 
これは採点はしてもらえても、どのように直せばいいかなどは教えてもらえないのですか?
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森リンの生かし方
森川林
nane
43
(1570字)
 
森リンの点数は、素材語彙×(強力語彙+重量語彙)で計算されています。
このうち、強力語彙と重量語彙の点数は、年齢に比例して書く内容が高度になると自然に高くなってくる点数です。ですから、この強力語彙と重量語彙の点数を上げることは、当面あまり考えなくてもよいと思います。
重要なのは素材語彙です。この素材語彙は、話題が広くなるほど、そして文章の密度が濃くなるほど高くなります。
まず、話題を広げる方法です。
小学校高学年以上の生徒で、説明文や意見文を書いている人は、作文の中に入れる実例の幅を広げることが重要になってきます。例えば、実例を二つ書く場合、一つは自分の体験を書き、もう一つは家族に聞いた話や本で調べた話などを書くというようなことです。似た実例ではなく、できるだけ分野の違う実例を探して書いていくことが大切です。中学生以上の人は、社会実例を入れるときに、昔話や伝記などから幅広く実例を探していくといいでしょう。
次は、密度を濃くする方法です。
密度を濃くするためには、同じ言葉や言い回しをできるだけ使わないことです。森リンの評価を送信した直後に、森リンのグラフの「素材語彙○点○種」と書いてあるところをクリックすると、その作文でどういう言葉が素材語彙として使われたかが表になって表示されます。また、森リンのグラフの下の方には、素材語彙が赤い色で区別された文章が載っています。この素材語彙の種類を多くしていくと森リンの点数が高くなります。
素材語彙の種類を多くする方法は簡単です。自分の書いた元の文章を保存しておき、その中で言い回しを部分的に変えて、森リンのページで送信してみます。言い回しを変えただけで点数が高くなることもありますが、易しい言い回しに変えてしまうとかえって点数が低くなることもあります。これを何回も繰り返すと次第に密度の濃い文章になってきます。
しかし、言い回しを変えることによる点数アップは途中までは簡単ですが、ある段階から急に難しくなります。これは、言い回しを変えるだけでは限界があるということを示しています。それ以上点数を上げるためには、話題そのものを変えなければなりません。
森リンの点数を上げるためには、このように自分の書いた文章を何度も推敲して密度の濃いものにしていくことも大事ですが、より本質的には読書によって幅広い話題と豊富な語彙を身につけていくことが必要になります。森リンの点数と読書の量は、かなり高い相関があるようです。
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Re: 森リンの生かし方
雪
44
(94字)
 
ありがとうございます。何度も推敲を重ねることが大事なのですね。まずは素材語彙の言い回しを変えていくことから始めたいと思います。
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日本語作文小論文検定(作検)、スタート
森川林
nane
41
(713字)
 
9月3日に、株式会社日本語作文小論文検定協会(日作)が発足しました。これは、日本語作文小論文検定(作検)を普及させていく組織で、言葉の森とは独立した形で運営していきます。
第1回の作検は、10月末に実施します(東京と神奈川の一部)。まだ公開会場が充分に手配できないので、全国での個人受検が可能になるのは先になります。当面は、学校や塾などの団体受験の中で受験していただくことになります。
英検や漢検と比べると、まだ知名度は全然ありませんが、これから日本の作文文化を創造するという展望を持って全国に広げていきたいと思っています。
作検の普及は、ブランドの構築にかかっています。インターネットの時代におけるブランドは、広告費ではなくクチコミに支えられています。ぜひ多くのみなさんが、「作検」や「作文検定」や「日本語作文小論文検定」という言葉をいろいろなところで話題にしてくださるようお願いします。その場合、できればいい話題でお願いします。(^^ゞ
日作のホームページは、こちらです。表紙の絵は、あお先生にかいてもらいました。
http://www.mori7.info
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看護専門学校社会人入試について
チャコ
40
(183字)
 
こんにちは。看護学校を受験します。自己推薦書(職歴等社会経験、志望動機を含め自筆で1200字以内)とありますが、私は専門学校を2年生の時に単位を落として中退している場合、その旨も自己推薦書に書くのでしょうか? 教えてください。よろしくお願い致します。
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清書の仕方
森川林
nane
39
(2665字)
 
毎月第4週は清書です。担当の先生の説明を参考にして、返却された作文の中から自分でいちばんよいと思うものを選び、作文用紙に清書してください。(一度清書したものは、清書しないように注意してください。また、ほかの人の作文を写して清書にすることのないようにしてください)
清書は、次の月の4週の「山のたより」に掲載されます。
清書の意義は、次のとおりです。
(1)これまでに書いた作品をよりよいものに仕上げること(小学生の場合は字数を増やす、表現を更に工夫するなど、中学生以上の場合は字数を短くまとめるなど)
(2)他の生徒の清書を読む機会を持つこと(自分の清書を他の生徒に読んでもらう機会を持つこと)
(3)新聞社に投稿する機会を作ること
このほかに、(4)パソコンで入力する練習をする、(5)他の生徒の前月の清書に対して感想を書く、などに取り組むこともできます。
他の生徒の前月の清書に対して感想を書く場合は、自分の書いた清書のあと1、2行空けて、そのまま続けて感想を書いてください。
清書はできるだけ黒のペンで書いてください。訂正には住所シールの余白を使うと便利です。
・油性のボールペンよりも水性のボールペンの方が、紙との摩擦があるので書きやすいようです。
・鉛筆書きのときのように下敷きを敷くと、紙との摩擦が減り書きにくくなります。下敷きを使わない方が書きやすくなります。
・黒のペンで書きにくい場合は、濃い鉛筆で書いてもかまいませんが、プリントが薄くなることがあります。
清書の1枚目の生徒コードの欄には、項目シールの中にある生徒コードを貼ってください。手書きで書く場合は、データ入力の際に読み間違えられないようにていねいに書いてください。
新しく教室に入ったばかりの人は、返却されている作文がない場合もあります。また、返却されている作文の中に清書するものがない場合もあります。そのときは、自由な題名で作文を書いて送ってください。
清書は、3〜6人のグループ(広場のグループ)ごとにプリントして、翌月の4週に、「山のたより」と一緒にお渡しします。この清書は、インターネットの山のたよりでも見ることができます。
用紙の空いているところには、絵などを書いて楽しい清書にしてください。絵は、ペンではなく濃い鉛筆でかいてもかまいません。色はプリントには出ません。
感想文を清書する場合は、最初の「三文抜き書き」や「要約」はカットするか、簡単な説明に変えておく方が作品としてまとまりがよくなります。
中学生以上の人が清書を新聞社に送る際の字数の目安は、500字程度です。長すぎる場合は、新聞社の方でカットされて掲載されることがあります。字数を縮めるときは、いろいろなところを少しずつ縮めるのではなく、段落単位でまとめて削るようにしていきましょう。第一段落の要約と第三段落の社会実例は削除し、名言や書き出しの結びなどの表現の工夫も削除し、第二段落の体験実例と第四段落の意見だけでまとめるようにするといいと思います。
清書は、ホームページから送ることもできます。作文をホームページから送るときと同じように送ってください。
よく書けた清書は、自分で新聞などに投稿してください。二重投稿になる可能性があるので、教室の方からの投稿はしません。(港南台の通学生徒の場合は、教室から投稿します)
手書きで清書を書いている人は、その清書をコピーして、原本を投稿用に、コピーを提出用にしてください。
パソコンで清書を送信している人は、その清書をワードなどにコピーして投稿用にしてください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(ペンネームで書いている場合は本名に訂正しておいてください)
(2)学年
(3)自宅の住所
(4)自宅の電話番号
(5)学校名とふりがな
(6)学校所在地(町村名までで可)
●朝日小学生新聞の住所
104−0045
東京都中央区築地5−3−3
朝日小学生新聞
ぼくとわたしの作品係 御中
●毎日小学生新聞の住所
100−8051
東京都千代田区一ツ橋1−1
毎日小学生新聞
さくひん係 御中
●
7月からの教材
森川林
nane
38
(5222字)
 
■6月の課題は28日(月)までに送信を
6月29日から、ホームページのデータが一斉に入れ替わります。インターネットを利用して作文を送っている方は、6月の課題を6月28日(月)までに「作文の丘」から送信してください。それ以降は正しく送信できなくなります。
■7月1日(木)から新学期
7月1日(木)から新学期が始まります。
7月からの教材を7月24日ごろに発送します。国内の生徒の場合、28日になってもまだ教材が届かない場合はご連絡ください。(海外の生徒は到着が多少遅れます)
■7月からの教材の説明
前学期との変更点には、アンダーラインが引いてあります。
新しい学期の教材が届いたら、これまでの古い教材はかたづけておいてください。
住所シールと項目シールは、新学期の1週目の「山のたより」と一緒に送ります。
●封筒用紙(通信生のみ)
http://www.mori7.net/mori/huutou.php
封筒用紙は手書きの作文を送るときの封筒になります。作文用紙を封筒用紙にはさみ、先生の住所シールをはり、まわりをセロテープなどでとめて、切手をはり、ポストに投函してください。
封筒用紙1枚と作文用紙が1〜4枚のときの郵送料は80円です。封筒用紙1枚と作文用紙5〜10枚のときの郵送料は90円です。
教室や先生へのご質問ご連絡は、「先生へ」の欄にお書きください。
●作文用紙
http://www.mori7.net/mori/sakubunn_tei.php
http://www.mori7.net/mori/sakubunn_kou.php
幼中〜小学2年生には240字詰、小学3年生〜社会人には400字詰の作文用紙を入れてあります。
作文用紙は清書用紙も兼ねます。作文用紙の上の欄にある生徒コード・ページ・週・曜日・先生の名前を書いておいてください。
毎月第4週の清書のときは、用紙の1枚目に項目シールの中にある生徒コードをはり、2枚目以降は生徒コードを手書きでていねいに書いてください。
作文用紙の「今読んでいる本」の欄には1週間の間に読んだ本のうち1冊を書いてください。「自習の日数」の欄には長文音読をした日数を書いてください。「かかった時間」の欄には書き始めから書き終わりまでにかかった時間(分)を書いてください。
清書はパソコンで書いたものをホームページから送信することもできます。「作文の丘」から送信するときに、週の部分で「4週」を選ぶと自動的に清書扱いになります。
●課題フォルダ
▼(1)おもて表紙の課題集・カレンダー
http://www.mori7.net/mine/iwa.php
●印がその週の課題です。●印が二つある場合はどちらを選んでもかまいません。
課題集は、授業のはじまる前までに見ておき、何を書くか決めておきましょう。小学1、2年生は自由な題名が中心です。小学3、4年生は、決められた題名が中心です。授業の前までに、書くことを準備しておきましょう。感想文の場合は、その感想文の長文を既に何度か読んでいる状態で先生からの説明を聞くようにしましょう。小学5、6年生の課題は、難しいものが多いので、よく読んで似た話を見つけておきましょう。
自習の長文音読、短文暗唱、読書は、毎日やっていきましょう。小学校低学年の人で長文を全部読むのが大変な場合は、途中まで読むというようにしてください。
カレンダーには言葉の森の予定が載っています。
授業のない日は、言葉の森新聞などでもお伝えしますが、カレンダーをよく見て確かめておいてください。
休んだ分の振り替えのお電話は、平日8:30〜20:00で受け付けております。教室までお電話ください。事前の予約は必要ありません。
ホームページにもくわしいカレンダーがあります。
http://www.mori7.net/cal
/
▼(2)うら表紙の項目表
http://www.mori7.net/mine/nae.php
うら表紙が絵になっている場合は、その次のページです。
項目表の●印の項目ができるように作文を書いていきましょう。
●印の項目が十分にできる人は、◎印の項目もできるようにしていきましょう。
項目ができたところに、項目シールをはりましょう。1回の作文についてそれぞれ1枚の項目シールを使ってください。清書のときは項目シールははらず、そのかわり生徒コードのバーコードシールをはります。
▼(3)項目シール
http://www.mori7.net/izumi/enomi/koumoku_seal.php
項目シールは新学期の1週目に送ります。
項目シールには、清書のときの1枚目にはる生徒コードのバーコードシールと、清書以外の作文にはる項目シールが印刷されています。
項目シールは、1回の作文に4枚を使います。一つの項目で該当する表現が複数ある場合は、その中の一つにはってください。
該当する項目が書いてある文章の上か下の空いているところにはってください。
▼(4)住所シール(通信生のみ)
http://www.mori7.net/izumi/enomi/juusyo_seal.php
住所シールは新学期の1週目に送ります。
通信で自宅で勉強している生徒には、住所シールが入っています。住所シールの中には、先生の住所が印刷されています。封筒用紙の宛先の欄にはってください。
▼(5)長文集
http://www.mori7.net/mine/iwa.php
長文集は、全部で8ページあります。毎日1ページ、声を出して読みましょう。小学生の場合は、できるだけお母さんやお父さんのいる前で声を出して読むようにしてください。声を出して読むということは、内容を理解するためだけに読むのではなく、言葉と言葉のつながり方や文のリズムを味わいながら読むということです。1日1ページずつ読み、8ページを最後まで読み終えたら、また、最初から戻って読んでください。長文は、自分の好きなものを繰り返し読んでいってもいいです。ただし、感想文の課題がある週は、その感想文のもとになる長文を特によく読んできてください。
長文集にはその学年で習っていない漢字も使われていますが、漢字はふりがなをふらずに読めるようにしておいた方が読む力がつきます。読めない漢字をお母さんやお父さんに聞いたときは、そのまま読めるようにしておきましょう。したがってお父さんやお母さんは、子供さんが同じ漢字の読み方を何度も聞くと思いますがそのつど優しく教えてあげてください。
長文の音読は、表現力と読解力を育てます。
初めて長文を読むときは、読み間違えたりつっかえたりすることがだれにもあります。その場合でも聞いている人は決して笑ったり叱ったりせずに、温かく見守ってあげてください。
▼(6)短文集
http://www.mori7.net/mine/tannbunn.php
短文集は、4ページになっています。毎日一つずつ暗唱していきましょう。
暗唱はできたかどうかを家族に見てもらいましょう。初めのうちは暗唱に慣れないので時間がかかると思います。無理のないようにゲーム的な感覚で勉強してください。暗唱するためには、一つの短文を20回音読します。20回音読したあと、その短文を暗唱してみてまだ暗唱できない場合は、もう10回続けて音読します。慣れてくると、音読の回数がもっと少ない状態で暗唱できるようになります。
短文の暗唱は、表現力と記憶力を育てます。
中学生以上の第二課題の短文集はありません。
▼(7)解説集
http://www.mori7.net/mine/ike.php
課題のうち主なものに解説をつけています。解説はホームページで随時更新しています。追加の解説は、ホームページの「ヒントの池」でごらんください。
▼(8)絵のヒント
ホームページに掲載している絵のヒントを解説集のあとにつけています。
幼長と社会人と第2課題の絵のヒントはまだありません。
(4〜6月の絵のヒントはまだありません)
▼(9)漢字集
http://www.mori7.net/musi
/
漢字集は、ホームページに掲載しています。印刷物の配布はしていません。
▼(10)ことわざ集・名言集、データ集、昔話集・ダジャレ集
ことわざ集・名言集・データ集・昔話集・ダジャレ集は、該当する課題の生徒に配布しています。ホームページで見ることもできます。
ことわざ集<
http://www.mori7.net/ki/kotowaza/print.php
>
名言集<
http://www.mori7.net/ki/meigenn/print.php
>
データ集<
http://www.mori7.net/kusa/suuji/print.php
>
昔話集<
http://www.mori7.net/kusa/mukasibanasi/print.php
>
ダジャレ集<
http://www.mori7.net/ki/dajare/print.php
>
●学習の手引
勉強の仕方などのくわしいことは、ホームページの「学習の手引」をごらんください。
http://www.mori7.net/mori/gate.html
●
プレ作文検定試験の受け方(通信の場合)
森川林
nane
37
(849字)
 
作文を書くのは、6月25日〜27日の間です。
6.1週の課題と項目で作文を書いてください。
・既に書いてある6.1週の作文を書き写しても、書き直しても、新しく書いても、どの書き方でも結構です。
・小2までの項目にある「はじめに絵をかく」はかきません。
・項目のできたところは、傍線を引くか、四角で囲んでおいてください。
・一つの項目で二か所以上できている場合は、そのうちの代表的なもの一か所に傍線又は四角い囲みが書いてあれば結構です。
・何の項目ができたかを書く必要はありません
筆記用具には、できるだけ濃い芯の鉛筆を使ってください。
字数は1200字以内です。(1200字を超えて書くことはできません)
作文検定用紙に印刷されているページの順に書いていってください。
題名と名前は、最初の1ページ目だけに書いてあれば結構です。
名前はペンネームでかまいません。
返信用封筒には、検定用紙を折らずに入れてください。
返信用封筒の郵送締切は、6月28日(月)の消印までです。
(海外の方はファクスでお送りください)
検定作文は返却しません。
検定評価結果は後日お送りします。
【記入例】
(実際のものは手書き)
●
作文検定の用紙を送りました
森川林
nane
36
(271字)
 
●24日になっても届かない場合はご連絡を
プレ作文検定の申し込みは187名でした。
通信で受検する人には、21日に検定用紙をメール便でお送りしました。
海外で受検する人には、21日に検定用紙をファクスでお送りしました。
教室で受検する人には、21日に連絡葉書をお送りしました。
24日ごろになっても、上記の連絡が届かない場合はご連絡ください。
●
車の中で長文音読
森川林
nane
35
(650字)
 
小2の生徒のお母さんの話です。
毎日学校に行くとき、途中まで車で送るのだそうです。そのときに、車の中で(停車してからだと思いますが)長文と短文を読むことを日課にしているということでした。
我が家(森川林)の場合、子供が小さかったときは、朝起きてすぐに長文短文読書をして、それが終わったら朝ごはんまで15分間テレビゲームという健康な生活を送っていました。朝ごはんを食べたあと、学校に行くまでの十数分の時間は読書の続きでした。読書というのは寝ころがりながら気楽にできるものですから、消化にもよかったようです。
習慣というものは、一日も欠かさずに続けることで定着します。毎日だと大変だから週に3、4回でよいということにすると、かえって本人の負担が大きくなります。夕方の時間は、習い事があったり宿題があったり見たい番組があったりと、いろいろ不確定要素の多い時間帯です。早起きができる人は、できるだけ朝ごはんの前などにその日の自習を済ませておくとよいと思います。
●
勉強を教えるときは忍耐強く
森川林
nane
34
(1384字)
 
子供に勉強を教える場合、大人は理屈で理解させようとします。その姿勢はいいのですが、理屈で説明していると、理屈がわかればできるはずだと思ってしまいがちです。
よくある例が算数や数学の問題です。算数の問題で子供が間違えたとき、親が正しい解き方を説明したとします。すると、その説明を聞いた直後には、子供はすっかり理解するのです。そして、親も子供も、わかったつもりになっていると、次のテストでまた同じところを間違えます。あるいは、翌日になると、もうできなくなっています。
ここで、子供を叱ってしまう親がほとんどだと思います。「昨日、説明したばかりでしょ!」と頭ごなしに言われれば、質問する子供の方も楽しいはずがありません。そして、だんだん親子の勉強は難しくなっていくのです。
小学校高学年になっても、親子で勉強を続けていける家庭は、親の忍耐力がある家庭です。昨日教えたばかりの問題をまた間違えたとしても、笑顔をたやさずに同じ説明をしてあげれば、子供も抵抗なく何度も同じ質問をしてきます。
理解することと身につくことの間には、大きなギャップがあります。勉強に関しては、理解を4、5回繰り返して初めてその理解が身につくという関係があります。これがスポーツや音楽になれば、理解と定着の間には更に大きな隔たりがあります。
子供をよく叱る親は、自分自身がやはり小さいころ親に叱られたという劣等感を持っています。欠点を批判することの多い人は、同じように自分自身が欠点を批判されて成長してきたという背景を持っています。長い目で考えれば、勉強のできるできないよりも、明るい人柄かどうかの方が、人生の幸福を大きく左右します。子供に勉強を教えるときは、子供は勉強以外の親の生き方も学ぶのだということを自覚する必要があります。親が忍耐強くいつも笑顔で接していれば、子供は自分が成長したときにもやはり同じようにほかの人に笑顔で忍耐強く接することのできる人間になります。「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」と言った山本五十六は、お父さんが56歳のときに生まれた子だそうです(それで五十六)。たぶん気長に育てられたのでしょう。
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プレ作文検定の申込締切
森川林
nane
33
(243字)
 
6月25〜27日のプレ作文検定の申込を6月8日消印で締め切りました。
通信受検で申し込まれた方には、作文検定用紙を郵送します。用紙が6月24日になっても届かない場合は教室までご連絡ください。
通学受検で申し込まれた方には、ご連絡の葉書を郵送します。葉書が6月24日になっても届かない場合は教室までご連絡ください。
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「学力をつける100のメソッド」より
森川林
nane
32
(2528字)
 
PHPから、「学力をつける100のメソッド」という本が出ています。中身は陰山英男さんと和田秀樹さんの対談です。
参考になる話が盛り沢山ですので、その内容を紹介していきたいと思います。
●子供を見つめることがスタート
陰山さんも和田さんも、まず自分の子供の実態を親が正しく見ることが大切だと述べています。
子供の実態を知るとは、テストの成績を知ることではありません。どういうテストをしてどこができてどこができなかったかを知ることです。実は、こういう把握の仕方をしている親はあまり多くありません。ほとんどの親は、テストの結果だけを見て「できた」「できなかった」と言っています。
和田さんは、親は子供の教科書を全部読むべきだと述べています。私も、これは同感です。高校生の教科書は無理だとしても、中学生までの範囲であれば、親が教科書を全部読んでおく必要があると思います。まず事実を知ることが最初のスタートです。
●生活習慣とコミュニケーション
陰山さんは、「早寝早起きが大切だ」と述べています。
大人は、明日は休みだから遅くまで起きていようとか、今日は休みだからゆっくり寝ていようという生活の仕方をよくします。しかし、子供は、そういうムラのある生活をするべきではないと思います。というのは、大人の場合は生活習慣がもう固定しているのに対し、子供は生活習慣そのものが形成途上にあるからです。子供の生活は、いつも同じ時間に起きて同じ時間に寝るという生活の仕方をする必要があります。親が、今日はくたびれたからゆっくりしていたいと思っても、だから子供もきょうはゆっくりでいいよと巻き添えにするべきではありません。
和田さんは、親子のコミュニケーションによって子供の心理が安定すると述べています。
言葉の森の教室でも、よく「先生、先生」とまとわりつくような形で話しかけてくる子がいます。そういう子の多くは、学校生活の中で疎外されています。学校というのも一つの生きた社会ですから、担任の先生との相性が悪く、仲のいい友達もいないという年もあります。だれでも、子供時代を思い出してみると、あの学年のときは楽しかったが、あの学年のときは何も思い出がないということがあると思います。学校生活が楽しくない子供を優しく支えてあげることができるのは家庭だけです。
学校でも家庭でも楽しく過ごせないという子が、勉強だけは熱心にするということはありません。安定した場所がなければ、何をしても注意が散漫になります。子供に勉強をさせる以前に、子供が安定した気持ちを持てるような家庭にする必要があります。
●毎日の勉強の習慣をつける
陰山さんは、「学年×15分〜20分」を勉強の時間の目安としています。和田さんは、毎日続けることを強調しています。
最近、学習塾に通う子が多いので、その子たちの中には、かえって、「塾のない日は勉強しなくていい」という思っている子も多いようです。学習塾の弊害は、本来家庭ですることを塾にお任せしたような気持ちになってしまうことにあります。
言葉の森の長文音読でも、ときどき保護者の方から「長文の感想文のない日は音読しなくてもいいんですよね」という質問があります。勉強の本質を知っている人ならば、こういう質問はしません。勉強というものは、雨の日も風の日も休みの日も普通の日も、いつも同じように続けていくものです。特に、習慣の形成途上にある子供にとっては、1日でも休むとそれだけ習慣の形成が遅れます。これは生活習慣の固定した大人と全く違うところです。大人の仕事には週休2日がありますが、子供の勉強には1日も休みはありません。旅行に行ったら旅行先でも朝の長文音読をするべきなのです。しかし、これは、勉強漬けの生活をすることではありません。時間は、陰山さんが述べているように「学年×15分〜20分」という短いものでいいのです。勉強が終わったら、あとはたっぷり好きなことをすればいいのですが、勉強をするということだけは毎日していく必要があります。
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言葉の森新聞メールマガジンを「まぐまぐ」から
森川林
nane
31
(101字)
 
6月2週より、言葉の森新聞メールマガジンを「まぐまぐ」からの発行に移行します。
http://www.mag2.com
/
手続きなどはこちらで行います。
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プレ作文検定の通信受検者に検定用紙郵送します
森川林
nane
30
(420字)
 
プレ作文検定が、6月25〜27日にあります。
(6月25〜27日は通信宅受検者、6月27日は教室受検者)
通信受検で申し込まれた方には、6月21日に作文検定用紙を郵送でお送りします。作文検定用紙が6月24日ごろになっても届かない場合はご連絡ください。
教室受検で申し込まれた方には、6月21日にお知らせの葉書をお送りします。お知らせの葉書が6月24日ごろになっても届かない場合はご連絡ください。作文検定用紙は、27日に教室で渡します。当日は6.1週の作文と筆記用具だけお持ちになっておいでください。
日本語作文小論文検定協会
http://www.mori7.info
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朝の十分間読書運動について
森川林
nane
29
(2534字)
 
福島県立石川高校に転任した庄司一幸教諭(49)は、荒れる生徒たちを見て何とかしたいと思い、1996年から朝の十分間読書に取り組みました。最初は「漢字も読めない生徒が本を読むか」という周囲の無理解もあったようですが、実際に取り組んでみると、生徒たちは驚くほど集中して読書をすることがわかり、やがて校内も落ち着きを取り戻していきました。
朝の十分間読書運動は発展し、現在、全国の小中高校で取り組まれています。
この運動の特徴は4点にまとめられています。
1.みんなでやる
2.毎日やる
3.好きな本でよい
4.ただ読むだけ
この運動を学校として取り組んでいるところでは、どこも生徒が見違えるほど本を読むようになるという大きな成果を上げています。
こういう運動ができるということが、学習塾などにはない学校の利点です。つまり、学校という組織は、すぐに成果が上がるかどうかわからないようなことを運動としてできるのです。これは、運動会や遠足などの行事についても言えます。
ところが、この朝の十分間読書運動を始めた当の先生たちは、この運動の限界を感じ始めています。実際に、学校によっては、朝の読書運動を始めてしばらくしてから、週に1回は朝の読書ではなく朝のドリルにあてるというような取り組み方をしているところも出ているようです。なぜでしょうか。
この運動のいちばんの長所は、「みんなが、毎日、好きな本を、ただ読むだけ」という単純なところにありました。しかし、数年たつと、その単純さが逆に弱点になってくるのです。だれかが、「こんな単純なことつまらない」「飽きた」などと言い出すと、ほとんどの人がぐらつきはじめます。
単純さを解消するために、先生によっては、読書カードを作ったり、読んだ冊数のグラフを作ったり、読む本を指定したりというような工夫をする人も出てくるでしょう。すると、運動は次第に複雑になります。やがて、そんな複雑にやるなら、ドリルをやらせた方が手間がかからなくていいという発想になってくるのです。
朝の読書運動を継続させるためには、単純なままやり続けるのだという筋金の入った指導者が必要です。
実は、この朝の読書運動のようなことは、本来家庭でやることなのです。家庭こそは、すぐに成果が出るかどうかわからないような単純なことを単純に継続させることのできる最強の場所です。しかし、もちろんここにも、単純なことを単純なままやり続けるのだという筋金入りの親の存在が必要です。ところが、現代の親の多くは、子供に「こんなの飽きた」「つまらない」と言われると、すぐに目先を変えて工夫をしようとしてしまうのです。
家庭で子供に読書をさせる基本は、「本は必ず毎日読もう」という方針を継続することです。その単純さが幹の部分で、子供が喜んで読むような本を探してくるというのはそのあとの枝葉の部分です。多くの家庭では、枝葉の部分に先に目を向けてしまうのです。
ここで言葉の森が登場します(笑)。言葉の森でも、子供たちにどのように読書をさせるかが悩みの種です。しかし、今後の作戦の方向は考えています。それは、読書と作文を結びつけることです。
人間が単純なものに飽きるのは自然の現象です。単純なものを継続させるためには、単純な反復と思われていたものの中に実は進歩の喜びがあったのだと本人が自覚できるようにすることです。
言葉の森の長文集は、まだ感想文の課題としてしか使っていませんが、将来は材料そのものも長文集の中から見つけるという形に発展させていきたいと思っています。更に、読書実例などで、読んだ本を自分が書く作文に生かすということができれば、本を読むことが進歩につながるという実感を持ちやすくなります。
しかし、こういうサイクルができるようになるためには、言葉の森の作文指導が、言葉の森という小さな教室の範囲だけでなく、より広い日本文化の中で位置づけられる必要があります。そのために、言葉の森では、作文検定を広く普及させていきたいと考えているのです。
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長文集などで読めない漢字があったとき
森川林
nane
28
(1364字)
 
中学生の生徒から、ことわざ集や長文集での読めない漢字の質問がありました。
読めない漢字があったときは、次のようにしていってください。
(1)まず、身近なお母さんやお父さんに聞いてください。
お父さんやお母さんは、子供から質問されることを待っています。人間は、何かを聞かれることが楽しいからです。
お父さんやお母さんは、子供から何かを尋ねられたときは、「自分で調べなさい」などとは言わずに一緒に調べてあげてください。子供が何かを尋ねるときというのは、お父さんやお母さんとのコミュニケーションを楽しみたいということがあるからです。調べた結果、やはりわからなかったというのであればそれでかまいません。調べても見つからなかったということ自体が一つの発見です。
(2)漢字和辞典で調べてみましょう。
お父さんやお母さんが忙しくて質問に答えられないというときは、漢字辞典で調べましょう。そのためにも、家庭では、国語辞典のほかに漢字辞典を1冊用意しておいてください。
(3)インターネットで検索してみましょう。
インターネットを使える人は、検索サービスを利用しましょう。Googleなどで、読めない漢字と一緒に予想した読み方を入れると、かなり高い確率で読み方のわかるページがヒットします。これは裏技のような調べ方ですが、漢字辞典などで調べるよりもずっとすばやく調べられることが多いと思います。
(4)先生や教室に聞きましょう。
お父さんやお母さんに聞いても、自分で調べてもわからなかったという場合は、先生や教室に聞きましょう。
しかし、その場合も、聞き方にコツがあります。
(A)自分で調べてから聞きましょう。
「自分で調べてみた結果、こうだと思ったがいいだろうか」という聞き方をすると、聞かれた先生の方もしっかり答えてあげようという気持ちになります。これは、社会生活をするようになってからも大切なことです。
(B)調べ方を聞きましょう。
わからないことを聞くだけでなく、どうやって調べたらよいかということも聞きましょう。調べ方がわかると、ほかの調べ物にも生かすことができるようになります。
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プレ作文検定の締切迫る(6月8日消印まで)
森川林
nane
27
(124字)
 
5.3週号の言葉の森新聞でお知らせしましたが、6.27プレ作文検定の締切は6月8日です。アンケート用紙にご記入の上、作文用紙とともに担当の先生にお送りください。
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インターネット会員限定のページはどこですか?
ハルの母
aeha
16
(116字)
 
プロフィールを登録しました。
インターネット会員限定のページに掲載されているそうですが、
それがどこにあるのかよくわかりません。
お知らせください。
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Re: インターネット会員限定のページはどこですか?
メグ
jun
17
(112字)
 
プロフィールは、生徒の里で、コード(生徒コード)とパスワードを入力すればご覧になることができます。
わかりにくいときは、お電話でお聞きください。
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添削至急お願いします!
もえ
15
(5975字)
 
いきなりですみませんが至急添削お願いします。やく3900字ですが
後100字ほどほしいです。
志望理由書
私は将来アナウンサーになりたい。そのためには政治の基礎知識を身に付け、現代社会
の新しい問題にアプローチしていくことが必須だと思う。○○大学政治学科はこのことができるので進学を志望したい。
私がアナウンサーになりたいと思ったのは、あるテレビ番組の特集からであった。それは、「平和」についてのもので、「コスタリカ」という国を紹介していた。この国は軍隊を全く保持していない世界でも珍しい国だ。生活水準は高くはないが人々はのびのびと暮らしている。そのような中、この国の青年がインタビューで軍隊について次のように答えていた。「備えあれば憂いなしというけれども、軍隊は備えがあるから憂いがあるんじゃないんですか」と。実際にこの国は他国からの攻撃を受けたことがない。このVTRを見た後に、日本人のアナウンサーが、「国を守るためには軍隊が必要なのかもしれない。しかし、軍隊があるということは他国からの攻撃を前提としているから、そこから戦闘意欲が見えてしまうこともあるかもしれない。」と、コメントしていた。私はこれを聞いたときに今までの自分が持っていた考え方が変わった。以前は攻撃されたら困るので軍隊を持つのは当然だと思っていた。しかし、軍隊があるということは他国から見ればいつでも戦争できる状態であり、常に他国の攻撃にさらされる可能性があるということだ。つまり、軍隊を持つ国には「平和」はいつまで経っても訪れないのではないかと考え直したのだ。このように、私はアナウンサーの言葉で自分の意見が変わった。同時に私は人に情報を伝えるというこの仕事にとても興味をもった。自分の発した一言で誰かの意見が変わるという職業はたくさんはないだろう。誰も興味を持たないことに対し、自分の発言をきっかけに多くの人が関心を持つようになるかもしれない。だから、その言葉のもつ重みは大変重要だが、だからこそ、とてもやりがいがある職業だと思い強く志望するようになった。
現代社会の問題点として、世間の人々が政治に対して関心が無いことがあげられる。関心がもてない一番の理由は、自分には直接関係がないという概念から生じている。つまり、自分にできることは何もないというあきらめからがあるのだ。しかし、実際は無関係でいられる訳ではない。それどころか、日本は民主主義の国なのだから、本来は国民が積極的に政治に参加していくべきである。例えば衆議院選挙を考えてみる。選挙のきっかけとなる解散は内閣総理大臣が行う。ひとつは、衆議院が「内閣不信任」を提出したとき。もう一つは、総理がやっていること、これからやろうとしている大事な問題について、国民の意見を聞くときだ。つまり、選挙で自分の考えを支持する人が大勢当選してきたら、自分の考えが国民に認められた、ということになり、逆に、自分の考えに賛成する議員が減ってしまったら、国民は総理を支持していない、ということになる。この結果で、今後の政治方針も変わっていくだろう。言うまでもなく、投票は国民が行うものであるので、政治に対する国民の参加はとても重大であることが言える。同時に政治にとても関係していることも言える。しかし、現状ではこのことがわかっていない人が多い。その、証拠としては投票率の低下が物語っている。そこで、このようなことを理解してもらうきっかけを作ることができるのがアナウンサーだと思う。アナウンサーは様々な政治に関する知識や情報を大勢の人に伝えることができる。もちろん、ただ伝えるだけではなくて関心をもってもらえるような言い方が必要だ。難しい政治用語を並べるだけではなくて、図を用いたり、興味を引くようなキャッチフレーズを用いるのも効果的である。また、子供に訴えたいときは、アニメーションや、漫画を活用するのが有効であろう。実際、私自身ある子供向けのニュースで、アニメーションをおりまぜた説明を聞いたことによって理解することができた政治の動きがある。政治に関して無関心の人が多い現代では、情報を伝えるアナウンサーの役割はとても重大であるといえるだろう。また、関心がもてない理由として、社会の構造が理解できていないということもあげることができるであろう。だから、複雑な社会の構造をわかりやすく、要約して伝えることができるアナウンサーが現代では求められていると思う。
私の長所は責任感が強いことだ。私は高校一年生のときにクラス代表者(総代)に立候補し、一年間この役割についていた。入学したばかりで不安はあったが高校に入り、責任がある仕事に挑戦することで、自分を成長させたいと思ったからである。私が総代をやることによって責任を果たせたことは、文化祭のクラス展示である。私たちのクラスは4×5Mの巨大な壁画を作ることになった。しかし、前年にはない新しい試みであったので、作り方のイメージができずにとても苦労した。私はクラスをいくつかのグループに分け、政策を進めてもらうことにした。時間も少なかったのでそれぞれのグループに完成日時を提示し、それを守ってもらうことで次のグループへの引き継ぎがうまくいくように調整した。また、予算も限られていたので低コストで仕上げることが出来るように、画材を扱う店舗に詳しい子に協力してもらい一緒にまわった。このことによって、予算内での制作ができ、作業もスムーズに進んだのでとてもよい壁画を完成させることができた。途中で作業が思うように進まなくて、完成できなくなるかもしれないと自分の責任に押しつぶされそうになった。しかし、それを乗り越え、やり遂げることができたことは、私を大きく成長させた。
そして、この時の成長は部活動で生かすことができた。私は中学校からの延長で高校のクラブ活動で吹奏楽部に所属していた。私はSAXが担当楽器であり、高校二年生の5月に、先輩たちが引退すると私はパートリーダーになった。パートリーダーとして一番大変だったのが定期演奏会の前であった。この演奏会に向けて、三ヶ月前から準備を始めなければならなかった。演奏会では約20曲を演奏するので練習量も増えていった。しかし、私たちのパートはたった一曲すらも通して演奏できないでいた。あせりが日々増し、練習時間だけが過ぎていった。この時は重圧に押しつぶされそうにもならず、パートリーダーとしてどうすれば順序よく上達できるかを試行錯誤した。また、演奏面だけではなく、本番が近ずくにつれて不安になるメンバーに対しての精神面でのケアも心掛けた。曲を演奏する一員としての役割を果たすために最後まであきらめずに私たちは取り組んだ。本番の一ヶ月前には練習の成果が実り始め、演奏会では最高の演奏ができる状態となった。しかし、この時期は私にとって、もっとも大変な時期であった。家から高校までの通学時間は一時間かかり、朝は課外があるので、6時30分には家をでなければいけなかった。帰宅時間は演奏会の準備のため、22時をまわることがほとんどであった。しかし、このような状況でも自分の責任を果たすために努力し、あきらめなかったことが演奏会の成功にもつながり、私自身の自信ともなった。
私はアナウンサーという職業は、私の長所である責任感は不可欠だと思う。もし、自分が任されたニュースの時間に遅刻でもしたら番組に穴があくことになり沢山の人に迷惑をかけてしまうことになる。また、自分の発言で他の人の心を動かす仕事だから発言するときにも、慎重な姿勢が必要となる。
また、私は中学生のころは、生徒会副会長になり、人前で話すことの経験も沢山積んできた。そして、自分が好きな社会科の知識を存分に生かすことのできるこの職業への憧れはさらに強くなっていった。しかし、私には一つだけ不安なことがあった。それは、英語力だ。国際化社会と言われている現代では英語力は不可欠である。アナウンサーが英語でインタビューをしているのも、最近ではよく聞くようになった。だが、私は英語が苦手だった。このままではいけないと思い、他の教科以上に英語を頑張って勉強した。最初は勉強することが苦痛だったけれども、理解してくると苦ではなくなり今ではもっと英語について学びたいと思っている。特に会話英語を身につけていきたい。昨年、家族で旅行に行った時私はある中東アジア系のひとに話しかけられた。その人は新聞紙を片手に宝くじの当選番号を指でさして私に宝くじとは何かと言うことを聞いてきた。突然で驚いたが、身振り・手振りを加えながら説明をした。彼は理解してくれたようだがわたしは会話英語の難しさに気がついた。教科書の会話文を理解するのは長文などに比べれば簡単であるが話すと言うことは全く別であった。もちろん、社会にでて役に立つのは会話英語の割合が高いであろう。だからこそ、身に付けたい。私は大学の4年間を十分に利用し、充実させ夢を実現させるステップとしたい。
○○大学法学部政治学科には情報・メディアコースがある。このコースは政治の基礎概念を履修したあとに、現代社会の新しい問題にアプローチしていくことができる。また、
語学を学ぶこともできるので社会で生きていく力を身に付けることができる。現代は情報があふれ、社会構造が複雑化、多様化しているので、幅広い視野が不可欠である。また、一つの概念に捕らわれずに、自由な発想や、社会に対して臨機応変に対応できる力も必要であろう。このような力を政治学と一緒に身に付けることができる貴学はアナウンサーを目指している私には最適の環境である。
以上が貴学を志望した理由である。
●
Re: 添削至急お願いします!
朋
23
(174字)
 
こんばんわ。
添削ではないのですが・・・(゚ー゚;A
志望理由書ならば ですます調がいいのでは?
なにか 読んでるほうは ですます調ではないと
この人偉そうに述べてるよ・・・と思うと私は思います。
もし余計なお世話だったらすみません。
●
再度質問!
母
uaki
9
(541字)
 
それでは、作文賞や国語賞の得点の基準は項目をクリアしているかという事ですか? といっても、項目表の●は一応クリアしているはいるのので、かといえ銅賞だったり、思わぬ時に金だったりと掴めないような?? まぁでも、きっと作文の完成度の高さを先生独自の視点で判定しているんだろうと漠然と思っていました。そんな中、認定証を頂いた際に、本人ぼんやりと小さい賞状を眺めつつピンときてない様子で、「…この賞と点なに?」と素朴に聞かれてしまいました。私も何となくは答えるのですが曖昧になるばかり…なので、把握しておくかなと思いました。(一応、賞は励みになるでしょうし) 字数や自習はわかります。が、作文・国語賞については点数がどういった所からつけられているのでしょうか? どこかに説明されているかもしれませんが、すみません。質問を送ー信!
●
これは作文の苗についてです。
母
uaki
11
(115字)
 
失礼しました。これは作文の苗についての森川林さんへの返信です。
それで、今、気がついたのですがこれは父母広場で言うべきことでした。いろいろとすみません。
●
Re: 再度質問!
森川林
nane
12
(310字)
 
賞がわかりにくくて申し訳ありません。
賞は、今学期の場合、10月1週から11月4週の点数の範囲で決めます。
作文賞は、構成・題材・表現・主題の4項目で◎の多かった順です。
国語賞は、以前国語の漢字問題を掲載していたときの賞状です。現在、国語賞はありません。
認定証は、12月1週の作文試験で、字数と項目がすべてできたときの賞状です。
字数賞、自習賞は、それぞれ字数と自習の合計でつけています。
●
わかりました。
母
uaki
13
(63字)
 
なるほど〜。
そうでしたか。これではっきりしました。
ありがとうございます!
●
自己推薦書の書き方
けいすけ
6
(96字)
 
教育大学の自己推薦書はどのように書いたらいいのでしょうか?(1200文字くらい)できれば見本となる文もつけてくれたらうれしいです。
●
作文の苗って?
母
uaki
4
(179字)
 
すみませ〜ん。
「作文の苗ってなに? 」と息子が聞くのですが、考えてみたら私もよくわかってなかったので、この場でお聞きしようと思いました。
国語の苗も?? 以前のお便りにあったかもしれませんが、基準がわかりません。よろしくお願いします!
●
Re: 作文の苗って?
森川林
nane
5
(219字)
 
それぞれの進度(山)ごとに、課題の「岩」があります。
その「岩」に、項目の「苗」を植えて、その「苗」を作文の「木」に育て、その「山」を緑でいっぱいにすると完成で、次の「山」に進むというイメージです。
ですから、「苗」というのは、「項目」の別名です。
わかりにくくて、すみませんが。
作文の書き方がわかる。作文、読解、国語の通信教育。Online作文教室 言葉の森
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質問の広場
みんなの広場
要望受付
よくある質問
生徒
講師
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