題名 | モグラ 49 |
名前 | れな |
時刻 | 2005-01-28 17:47:47 |
ある日、モグラのモグレは地上の世界にいってみることにしました。モグレは、ずっとしてみたかった旅というものに出ることにしたのです。なぜかと言うとモグラのすんでいる村に、あまりにも
太陽の光があたり過ぎて、作物が育たなくなったからです。 そこで、太陽の神様に、「太陽の光をあまり当てないでください」 とお願いする事になったのです。しかし、太陽とは熱いので近ずくと 焼け死んでしまいます。そこで、勇気のあるモグレが旅に出ることになった のです。 モグレは、自分の巣から出ると太陽の方に向かって歩き始めました。 旅は厳しいものとなりました。今日は旅に出かけてから三日が過ぎていました。 太陽は、モグレを「これでもかこれでもか」と照り付けます。 ついにモグレは太陽の光に負けて倒れてしまいました。モグレの眼がだんだん下がってきます。そして次には、もぐれは深い深い夢の中と落ちていったのです。 モグレは、不思議な夢の中にいました。しかし、モグレは夢だと知らず また、旅に出たのです。モグレは確かに不思議には思ってました。なん せ地面が太陽のようにぎらぎらと光っているのです。モグレは、ついに 座って考え始めました。一体なぜこんなところにきたのだろう? すると、頭の上から声がしました。モグレは顔をあげました。そこには、光に包まれている男の人が立ってました。 「もしや、あなた様はひょっとしたら太陽の神様でございますか。」 「あぁ、そうじゃ。わしは太陽の神じゃ。そなたは勇気あるものと見た。 お前の願いを聞き入れよう」 「では、お願いです。僕の村にあまり太陽の光を当てないでください。どうか あるときはてらしある時はあめをふらしたほしいのです。」 「ほほう。その願いしかと聞き入れたぞ。」 モグレは、気がつくと村の広場に立っていました。村の人々がいきなり現れたモグレを見てビックリしています。 それからというもの、そも村は、ある時は強く太陽に照らされ、ある時は雨を振りました。こうして村の作物はぶじにそだちました。それ以来、モグレは勇者としてたたえられたのです。 |