題名 | 長文集などで読めない漢字があったとき 28 |
名前 | 森川林 |
時刻 | 2004-05-28 13:38:15 |
中学生の生徒から、ことわざ集や長文集での読めない漢字の質問がありました。
読めない漢字があったときは、次のようにしていってください。 (1)まず、身近なお母さんやお父さんに聞いてください。 お父さんやお母さんは、子供から質問されることを待っています。人間は、何かを聞かれることが楽しいからです。 お父さんやお母さんは、子供から何かを尋ねられたときは、「自分で調べなさい」などとは言わずに一緒に調べてあげてください。子供が何かを尋ねるときというのは、お父さんやお母さんとのコミュニケーションを楽しみたいということがあるからです。調べた結果、やはりわからなかったというのであればそれでかまいません。調べても見つからなかったということ自体が一つの発見です。 (2)漢字和辞典で調べてみましょう。 お父さんやお母さんが忙しくて質問に答えられないというときは、漢字辞典で調べましょう。そのためにも、家庭では、国語辞典のほかに漢字辞典を1冊用意しておいてください。 (3)インターネットで検索してみましょう。 インターネットを使える人は、検索サービスを利用しましょう。Googleなどで、読めない漢字と一緒に予想した読み方を入れると、かなり高い確率で読み方のわかるページがヒットします。これは裏技のような調べ方ですが、漢字辞典などで調べるよりもずっとすばやく調べられることが多いと思います。 (4)先生や教室に聞きましょう。 お父さんやお母さんに聞いても、自分で調べてもわからなかったという場合は、先生や教室に聞きましょう。 しかし、その場合も、聞き方にコツがあります。 (A)自分で調べてから聞きましょう。 「自分で調べてみた結果、こうだと思ったがいいだろうか」という聞き方をすると、聞かれた先生の方もしっかり答えてあげようという気持ちになります。これは、社会生活をするようになってからも大切なことです。 (B)調べ方を聞きましょう。 わからないことを聞くだけでなく、どうやって調べたらよいかということも聞きましょう。調べ方がわかると、ほかの調べ物にも生かすことができるようになります。 |