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題名 勉強を教えるときは忍耐強く 34
名前 森川林
時刻 2004-06-11 11:36:18
 子供に勉強を教える場合、大人は理屈で理解させようとします。その姿勢はいいのですが、理屈で説明していると、理屈がわかればできるはずだと思ってしまいがちです。
 よくある例が算数や数学の問題です。算数の問題で子供が間違えたとき、親が正しい解き方を説明したとします。すると、その説明を聞いた直後には、子供はすっかり理解するのです。そして、親も子供も、わかったつもりになっていると、次のテストでまた同じところを間違えます。あるいは、翌日になると、もうできなくなっています。
 ここで、子供を叱ってしまう親がほとんどだと思います。「昨日、説明したばかりでしょ!」と頭ごなしに言われれば、質問する子供の方も楽しいはずがありません。そして、だんだん親子の勉強は難しくなっていくのです。
 小学校高学年になっても、親子で勉強を続けていける家庭は、親の忍耐力がある家庭です。昨日教えたばかりの問題をまた間違えたとしても、笑顔をたやさずに同じ説明をしてあげれば、子供も抵抗なく何度も同じ質問をしてきます。
 理解することと身につくことの間には、大きなギャップがあります。勉強に関しては、理解を4、5回繰り返して初めてその理解が身につくという関係があります。これがスポーツや音楽になれば、理解と定着の間には更に大きな隔たりがあります。
 子供をよく叱る親は、自分自身がやはり小さいころ親に叱られたという劣等感を持っています。欠点を批判することの多い人は、同じように自分自身が欠点を批判されて成長してきたという背景を持っています。長い目で考えれば、勉強のできるできないよりも、明るい人柄かどうかの方が、人生の幸福を大きく左右します。子供に勉強を教えるときは、子供は勉強以外の親の生き方も学ぶのだということを自覚する必要があります。親が忍耐強くいつも笑顔で接していれば、子供は自分が成長したときにもやはり同じようにほかの人に笑顔で忍耐強く接することのできる人間になります。「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」と言った山本五十六は、お父さんが56歳のときに生まれた子だそうです(それで五十六)。たぶん気長に育てられたのでしょう。
 
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