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日本の教育の現状と今後の展望――受験から実力へ、学校から家庭へ、点数から発表へ、競争から創造へ as/4816.html
森川林 2023/09/05 08:00 

言葉の森の山椒(さんしょう)の木とキアゲハ


 日本の教育の問題点は、3つあります。
 第一は、相変わらずの詰め込み受験教育が、学校でも、塾でも、保護者の意識の中でも続いていることです。
 第二は、集団一斉指導というスタイルから抜けられない学校教育の仕組みが根強く残っていることです。
 第三は、家庭教育の不在と、読書教育の不足が広がっていることです。

 現在の教育の問題点から生まれている現象としては、不登校の増加、受験後の燃え尽き症候群の増加、指示待ち世代の増加などがあります。


 新しく生まれているよい面は、次のようなものです。
 第一は、総合選抜型入試の広がりです。
 第二は、先進的な大学で行われつつある起業志向の教育です。
 第三は、ネット端末の普及です。


 今後必要な取り組みは、次のとおりです。

 第一は、オンラインの少人数の対話型教育を進めることです。
 この場合の少人数とは、5人程度の全員が交流し、全員が個別指導を受けられる人数のことです。

 第二は、国語・数学・英語などの知識や技能を吸収する教育だけでなく、創造発表型の教育を行うことです。
 具体的には、対話型の作文教育と読書教育、探究学習とも呼ばれている創造発表教育、そして、多様な個性を生かすプログラミング教育です。

 第三は、このような教育に対応できる講師の研修です。
 具体的には、評価のための講師でも、指導のための講師でもなく、多様な生徒の個性と意欲を促進するファシリテーター型の講師を養成する研修です。


 このような教育の結果として、日本に多様な創造教育文化が生まれることが、これからの日本の復活につながります。
 今後の経済の中心は、工業製品の需要から教育や文化の需要に移っていきます。
 その場合の文化とは、音楽を聴いたり映画を見たりするような消費型の文化ではなく、一人ひとりが自分の個性を活かす創造型の文化です。


 かつて、江戸時代の長い安定期を通して、茶道や俳句をはじめとする新しい文化が数多く生まれました。
 それと同じようなことがこれから起こります。
 そのひとつの象徴的な例は、「さかなクン」が行っている趣味とも仕事とも社会貢献のボランティアともつかない新しい「仕事」です。


 言葉の森、このような展望のもとに、これからの教育を進めていきます。

 具体的には、5人以内の対話型の作文オンラインクラスを広げることです。
 生徒が増えれば、同学年、同レベルの生徒どうしの密度の濃い交流のもとに作文学習を進めることができます。

 また、創造型の教育として、創造発表クラスとプログラミングクラスを広げていきます。
 創造発表クラスは、集団型の探究学習ではなく、一人ひとりの個性を生かす新しい探究学習を行います。

 プログラミングクラスは、今後ウェブ作成も取り入れ、女子も楽しめるプログラミング学習、自分の生活に活かせるプログラミング学習を行っていきます。

 教科型の教育としては、国語読解クラス、算数数学クラス、英語クラスを広げます。
 教科学習は、家庭での毎日の自主学習と、教室での毎週の個別指導と毎月の確認テストをセットにして学習を進めていきます。
 教科型の学習によって、すべての生徒が、その実力に応じて、十分な全教科の学力をつけることを目指します。

 また、今後、主に小1から小3を対象にした、国語・算数・暗唱・発表の総合学力クラス(基礎学力クラス)を発展させ、小4から小6を対象にした、国語・算数・英語・発表の新しい総合学力クラスを開始します。
 更に、中1から中3を対象にした、国語・数学・英語・理科社会の全科学力クラスも開設する予定です。
 これらの総合学力型のクラスは、週1回の授業と毎日の自主学習を組み合わせ、1クラスの受講で全教科がカバーできるようにします。


 私は、ちょうど10年ほど前に、今後の教育の方向は、受験から実力へ、学校から家庭へ、点数から発表(文化)へ、競争から創造へとなると考えました。
 この方向を発展させて、今後、オンライン少人数クラスの創造発表対話型の教育を進めていきたいと思います。

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 日本の教育の問題点は、3つあります。
 第一は、相変わらずの詰め込み受験教育が、学校でも、塾でも、保護者の意識の中でも続いていることです。
 第二は、集団一斉指導というスタイルから抜けられない学校教育の仕組みが根強く残っていることです。
 第三は、家庭教育の不在と、読書教育の不足が広がっていることです。

 現在の教育の問題点から生まれている現象としては、不登校の増加、受験後の燃え尽き症候群の増加、指示待ち世代の増加などがあります。


 新しく生まれているよい面は、次のようなものです。
 第一は、総合選抜型入試の広がりです。
 第二は、先進的な大学で行われつつある起業志向の教育です。
 第三は、ネット端末の普及です。


 今後必要な取り組みは、次のとおりです。

 第一は、オンラインの少人数の対話型教育を進めることです。
 この場合の少人数とは、5人程度の全員が交流し、全員が個別指導を受けられる人数のことです。

 第二は、国語・数学・英語などの知識や技能を吸収する教育だけでなく、創造発表型の教育を行うことです。
 具体的には、対話型の作文教育と読書教育、探究学習とも呼ばれている創造発表教育、そして、多様な個性を生かすプログラミング教育です。

 第三は、このような教育に対応できる講師の研修です。
 具体的には、評価のための講師でも、指導のための講師でもなく、多様な生徒の個性と意欲を促進するファシリテーター型の講師を養成する研修です。


 このような教育の結果として、日本に多様な創造教育文化が生まれることが、これからの日本の復活につながります。
 今後の経済の中心は、工業製品の需要から教育や文化の需要に移っていきます。
 その場合の文化とは、音楽を聴いたり映画を見たりするような消費型の文化ではなく、一人ひとりが自分の個性を活かす創造型の文化です。


 かつて、江戸時代の長い安定期を通して、茶道や俳句をはじめとする新しい文化が数多く生まれました。
 それと同じようなことがこれから起こります。
 そのひとつの象徴的な例は、「さかなクン」が行っている趣味とも仕事とも社会貢献のボランティアともつかない新しい「仕事」です。


 言葉の森、このような展望のもとに、これからの教育を進めていきます。

 具体的には、5人以内の対話型の作文オンラインクラスを広げることです。
 生徒が増えれば、同学年、同レベルの生徒どうしの密度の濃い交流のもとに作文学習を進めることができます。

 また、創造型の教育として、創造発表クラスとプログラミングクラスを広げていきます。
 創造発表クラスは、集団型の探究学習ではなく、一人ひとりの個性を生かす新しい探究学習を行います。

 プログラミングクラスは、今後ウェブ作成も取り入れ、女子も楽しめるプログラミング学習、自分の生活に活かせるプログラミング学習を行っていきます。

 教科型の教育としては、国語読解クラス、算数数学クラス、英語クラスを広げます。
 教科学習は、家庭での毎日の自主学習と、教室での毎週の個別指導と毎月の確認テストをセットにして学習を進めていきます。
 教科型の学習によって、すべての生徒が、その実力に応じて、十分な全教科の学力をつけることを目指します。

 また、今後、主に小1から小3を対象にした、国語・算数・暗唱・発表の総合学力クラス(基礎学力クラス)を発展させ、小4から小6を対象にした、国語・算数・英語・発表の新しい総合学力クラスを開始します。
 更に、中1から中3を対象にした、国語・数学・英語・理科社会の全科学力クラスも開設する予定です。
 これらの総合学力型のクラスは、週1回の授業と毎日の自主学習を組み合わせ、1クラスの受講で全教科がカバーできるようにします。


 私は、ちょうど10年ほど前に、今後の教育の方向は、受験から実力へ、学校から家庭へ、点数から発表(文化)へ、競争から創造へとなると考えました。
 この方向を発展させて、今後、オンライン少人数クラスの創造発表対話型の教育を進めていきたいと思います。

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 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

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